JEITA、2009年10月の電子機器国内出荷を発表

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2009年10月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。

民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　民生機器の出荷金額は前年同月比114.9%の2,596億円で、3カ月連続でプラスとなった。地上デジタルテレビ放送受信機の10月の出荷実績は195万6,000台。

　映像機器の国内出荷金額は、前年同月比123.4%の1,757億円で5カ月連続のプラス。一方、音声関連機器は、同96.4%の213億円で、15カ月連続のマイナスとなった。

　10月の薄型テレビ全体(10型以上液晶テレビ+PDP)の出荷台数は、前年同月比165.5%の116万2,000台で、2桁伸長が続いている。薄型テレビのサイズ別では、30～36型が前年同月比185.3%の39万5,000台、37型以上が同158.3%の41万2,000台。

　BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比157.9%の26万4,000台と好調に推移。DVDビデオは前年同月比71.2%の21万5,000台で、減少傾向が続いている。うち録再機は同75.7%の11万6,000台、再生機は同66.6%の10万台。

　地上デジタル放送受信機の出荷実績は195万6,000台。うち、テレビ合計(CRT+薄型テレビ)の出荷台数は前年同月比166.6%の115万8,000台で、5カ月連続で100万台越えを記録した。地上デジタルテレビのテレビ全体に占める割合は99.6%。

　そのほかの内訳は、単体チューナが前年同月比1,878.3%の25万4,000台で、先月に引き続き、大幅増となった。STBが同172.1%の13万2,000台。DVDレコーダが同75.7%の10万1,000台、BDレコーダが同151.5%の25万4,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同158.4%の5万8,000台。10月までの地デジチューナの出荷累計台数は6,073万9,000台となり、6,000万台を突破した。

　なお、DVD/BDレコーダの地デジチューナ搭載率は96.2%。地デジチューナ内蔵PC、STB、DVD/BDレコーダの地デジ放送受信機器全体に占める割合は27.9%となっている。

　参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2009年9月出荷台数は189万2,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2009年10月の出荷台数は13万3,000台。

　ビデオカメラは前年同月比123.9%の10万3,000台で、3カ月連続のプラス。うち、ハイビジョン対応機種が8万7,000台(同168.6%)となっており、全体の8割以上を占めている。

　カーナビは前年同月比126.9%の47万9,000台で5カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は52.6%、42.6%、4.8%。