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MOONDROP“新発想”の最上位ワイヤレスイヤフォン「The Garden」やゲーミングヘッドフォン披露
2026年9月5日 16:00
水月雨(MOONDROP)は、日本で初主催となる試聴イベントを5日にステーションコンファレンス東京で開催。今年中の発売を目指している新製品を公開した。ここではその中から、最上位ワイヤレスイヤフォン「The Garden」やゲーミングヘッドフォンなどをレポートする。
なお、新たな平面磁界型ヘッドフォンのフラッグシップモデル「DARK SIDE」や、静電型(コンデンサー型)ヘッドフォン「MOONZERO」、アクティブスピーカーなどは別記事でレポートする。
最上位完全ワイヤレスイヤフォン「The Garden」
完全ワイヤレスで一般的なビーンズ型やスティック型ではない、新発想のデザインを採用したのが「The Garden」。透明な充電ケースを採用し、音質にも妥協せず、機能も充実させ、「完成度の高いユーザー体験を提供する」という。完全ワイヤレスの最上位モデルとして開発されており、発売時期は未定だが、価格は27,900円の予定。
ドライバーは平面磁界型で13mm径。UDカーボンファイバーを採用した、軽量かつ剛性の高い振動板になっており、非常に歪みが少ないのが特徴という。特許設計のデュアルサスペンションや、強力な磁気回路と組み合わせることで、性能を向上させた。
内部には、SoCチップや大型基板を搭載。回路のシールド設計を最適化する事で、回路全体のノイズを大幅に抑えている。Bluetoothのコーデックは、LDACやLHDC-Vなどをサポート。
アクティブノイズキャンセリング機能も搭載し、フィードバック・フィードフォワードマイクを使ったハイブリッドタイプ。リアルタイム適応型ノイズ低減機能や、風切り音抑制機能なども備えている。
アプリでは、ユーザーがパラメトリックイコライザーで、音を好みにチューニング可能。チューニングした値を、他のユーザーと共有する事も可能。
マイクは3つ搭載し、ビームフォーミング技術を使い、周囲の環境ノイズを抑え、通話をクリアにしている。
バッテリー持続時間は、イヤフォン本体で12時間、充電ケースを使うと、追加で30時間の駆動ができる。
有線イヤフォン「Silicon」
MOONDROPとシンガポールのオーディオ評論家・Crinacle氏との最新コラボイヤフォンが「Silicon」。有線イヤフォンで、発売時期は未定。価格は43,920円。
トライブリッド5ドライバーイヤフォンで、構成は、1DD + 2BA + 2MEMS。中国のメーカーAAC Technologiesが開発した、新型の低電圧駆動のMEMSを2基、高域用に搭載しているが、このMEMSは、従来のように専用のアンプを必要としていないのが特徴だという。高域の帯域を拡張し、フラットでキレ味の鋭い高音描写が可能とのこと。
低域のダイナミックドライバーには、極薄の無垢バーチを使ったドーム形状の複合振動板を採用。デュアル磁気回路も組み合わせ、豊かで生き生きとした低音を再現できるという。
中域は、専用設計のバランスドアーマチュア(BA)を採用。精密な3Dプリントで作られたネットワークや、高精度なRC周波数分割回路も活用している。
ケーブルは着脱可能で、0.78mm 2ピンを採用。ケーブルには銅線を使っている。入力プラグは変更可能で、4.4mmと3.5mmを同梱する。イヤーピースは2種類付属。熱可逆性UCチップと、2層シリコン支持のメモリーフォーム「ATF-O」チップから好きなものを選べる。
耳掛け式のDACアンプ EVO II
ケーブル着脱できる有線イヤフォンを、完全ワイヤレス化するための耳掛け式DACアンプ「EVO II」が今後登場する。価格は16,650円。
専用設計のBluetoothコントローラーと、より高効率なデジタルパワーアンプを搭載しているのが特徴。よりパワフルな駆動力で、イヤフォンをドライブできるという。Bluetoothの高音質コーデックは、LDACとLHDC-Vに対応する。
IEMを取り付けた状態で収納できる充電ケースも付属。1回の充電で最大15時間の連続再生が可能で、充電ケースを併用すると、さらに45時間の再生が可能。
アプリから、タッチ操作のカスタマイズが可能。10バンドのパラメトリックイコライザーを使ったユーザー・チューニングも可能で、自分の調整した設定を共有する事もできる。
MOONDROP GRAVITY:GM01 Pro
ゲーミング用の製品にも注力。元プロゲーマで構成されたチームを設立し、既存製品や使用シーンを検証・分析。その知見と、MOONDROPの音響技術、開発チームを融合させた製品を作るサブブランドとして、「MOONDROP GRAVITY」を立ち上げた。
そのMOONDROP GRAVITY、初のヘッドフォンとして開発されたのが「GM01 Pro」。価格は10,800円で、発売時期は未定。ブラックとホワイトの2色展開。
2.4GHzのワイヤレス接続、Bluetooth接続、USB-Cの有線接続、3.5mmの有線接続という4つのモードが利用できる。
独自のワイヤレスリンクや高出力トランスミッターを使い、2.4GHzのワイヤレス接続でも遅延を抑えているのが特徴で、チップ仕様上の理論値としては最短15ms、実測では最短30msの低遅延を実現している。
音質面では、50mm径の大口径ユニットを採用。N52ネオジウムマグネットを磁気回路に使い、振動板はカーボンファイバー複合ドームを仕様。柔軟なエッジも組み合わせた。ゲーミングヘッドフォンとしては、珍しいほどどコストのかかったユニットだという。
ハウジングにはカーボンやアルミの装飾パーツを採用。フレームにもアルミを使っている。
PCのWebブラウザーや、スマホアプリからヘッドフォンに接続し、豊富なゲームタイトル別のプリセットが使えるほか、10バンドのパラメトリックイコライザーも使用でき、ユーザーがチューニングした設定を、クラウドに保存したり、共有する事もできる。
着脱式のブームマイクを同梱するほか、ヘッドフォン本体にも環境音を集音するマイクを装備。ブームマイクを取り外した状態でも、本体のマイクを使って通話する事も可能。
1,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、2.4GHz接続で100時間、Bluetoothで150時間の長時間駆動に対応。それでいて270g以下の軽量さも実現。
なお、GM01 Proには、中国のECプラットフォームであるJD.comとコラボした特別モデルも用意。GM01 Proをベースとしているが、ドライバーや外装などをコストダウンした、低価格バージョンとして開発したという。こちらの価格は未定。
MOONDROP GRAVITY:E.S. Combo
E.S. Comboは、ケーブル着脱できる有線イヤフォンを、ゲーミング用に活用できるケーブルやマイクのセット。価格は7,380円で、発売時期は未定。
イヤホンケーブル、ブームマイク、ケーブル一体型DACアンプ、変換アダプター、クリップなどで構成されており、それらを組み合わせて使用できる。
例えば、着脱式ブームマイクを使うと、ゲーム中のボイスチャットが可能。ケーブル途中に、ワンタッチのミュートスイッチも備える。AIを活用し、環境ノイズを抑える機能も備える。
ケーブル一体型のDACアンプはPCなどとUSB-C接続できるほか、変換アダプターでUSB-A接続も可能。5種類のチューニングモードを搭載し、ワンタッチで切り替え可能。さらに、Webブラウザやアプリから、パラメトリックイコライザーで、音のカスタマイズも可能。設定したものを、他のユーザーと共有する事もできる。
竹III - CHU3
試聴イベントの会場には、8月27日に発売されたばかりの、「竹」シリーズ第3世代となるカナル型イヤフォン「竹III - CHU3」も登場。価格は4,950円。カラーはブラックとシルバーの2色。
外観デザインを洗練するとともに、ドライバー構造や製造プロセスを刷新し、エントリー価格帯ながら高品位なサウンドを目指したモデル。
ドライバーには10mm径の高性能ダイナミックドライバーを採用。ドーム部分には、高い剛性と軽量性を兼ね備えるAl-Mg合金振動板を搭載し、高域特性と繊細なディテール表現を高めた。
エッジ部分には、異なる特性を持つ2種類のポリマー素材を組み合わせた複合構造を採用。伸びやかな低域再生と、非線形歪みの抑制を両立したとしている。
ドライバー内部には、1.5Tを超える磁束密度を持つN52ネオジムマグネットと、軽量なCCAWボイスコイルを搭載。高い駆動効率によって高速なトランジェントレスポンスを実現し、微細な音のダイナミクスも表現するという。
Pudding
9月5日に発売したばかりの、完全ワイヤレスイヤフォン「Pudding」も出展。カラーはイエロー、ベージュ、ダークグレーの3色。価格は7,200円。
周囲の環境や耳内の密閉状態をリアルタイムに演算補正する「RT-Adaptive ANC」を搭載。計4基のフィードバック&キャリブレーションマイクが低減効果を常時モニタリングし、フィードフォワードマイクの環境ノイズ信号を継続的に補正。装着状態のズレや周囲環境の変化に合わせてノイズキャンセリング性能を自動最適化する。
外音取り込みモードには、マルチマイク収音強化技術と専用補正アルゴリズムを採用。パッシブ伝導音との混合による「こもり感」を解消し、イヤフォンを装着したままでも、周囲の環境音や人の声をクリアで自然に聴き取れるという。
ナノチタン結晶コーティングドーム型異方性ダンピング振動板を採用。さらに、軽量ボイスコイル、N52マグネット、金属製フレームで構成される10mmダイナミックドライバーを搭載し、広帯域再生と低歪み(全高調波歪率THD 0.05%未満)を両立した。






































