SCE、2台のPS3間でLAN経由でのデータ転送に対応

-スカパー! HD録画ディスクの再生にも対応


2台のPS3間でデータ転送ができる

12月10日公開

 

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は10日、「PlayStation 3(PS3)」の最新ファームウェア Ver.3.15を公開した。LANケーブルで接続し、PS3のHDDのデータを、別のPS3に転送できるようになった。PS3買い替え時などに、動画や静止画、ゲームのセーブデータ転送などに活用できる。

 2台のPS3のファームを3.15にした上で、LANケーブルで直接接続。HDD内の音楽や動画、ゲームデータ、セーブデータなどをコピーできる。ただし、コピー禁止のゲームセーブデータや著作権保護されたコンテンツなどはムーブとなり、送信元から削除される。また、転送すると、受信側HDDに保存されていたデータは消去される。送信先のPS3でPlayStation Networkのアカウントを作成しておくことで、ゲームのトロフィー情報なども転送可能。

 コピーできないデータは、PlayStation Storeからダウンロードしたレンタルコンテンツ(ファイルタイプMNV)や、ワンセグや地上デジタル放送の録画ビデオや配信ビデオなど、著作権保護された動画ファイル(ファイルタイプMGV、ETS)。DivX VOD サービスに対応した動画ファイルも転送できない。HDDにインストールしたPlayStation 2のゲーム「信長の野望 Online」および「同拡張パック」、「ファイナルファンタジーXI」および「拡張データディスク」も転送不可となっている。

 詳しい転送方法や、制限事項はSCEのサイトで解説されている。

 また、スカパー! HDの放送を録画したディスクの再生にも、今回のアップデートで対応した。

 

ファームウェアのバージョンは3.15に設定メニューの中に、データ転送用の機能が追加された

(2009年 12月 10日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]