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【CES】米Sharp、“1兆色以上”を表現する新LED「AQUOS」

−RGB + YのカラーフィルタとLEDエッジライトを採用


シャープの片山幹雄社長と、新AQUOS

1月6日発表(現地時間)

会期:1月7日〜1月10日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
   Las Vegas Hilton
   The Venetian

 米シャープは、International CES開幕前の6日(現地時間)に行なったプレスカンファレンスにおいて、液晶テレビAQUOSの新モデルを発表。RGB+Yのカラーフィルタを用いて高画質化した「LEシリーズ」などを披露した。

LE920の特徴

 新たに発表したLEシリーズは「LE920」(52〜68型)と「LE820/810」(40〜60型)のラインナップし、パネルはいずれもフルHD。価格は、LE920の52型が3,599ドル前後、60型が4,099ドル前後、68型が6,499ドル前後の見込み。2010年春の発売を予定し、日本でも同時期に発売されるという。

 特徴は、従来のRGB(レッド/グリーン/ブルー)に加え、Y(イエロー)も使った計4色のカラーフィルタで色表現を行なう「QuadPixel Technology」を採用したこと。

 表現できる色数は従来の1億色以上から、1兆色以上まで向上。HDTV規格の色再現を上回り、特にライトブルーやイエロー、ゴールドの色を美しく再現できるという。

LE920シリーズ LE820の60型 RGBにYを加えた4色をカラーフィルタに採用
色表現は1兆を超える RGBとRGB+Yの比較 従来モデルとの、パネルや光源の違い

 液晶パネルは高開口率が特徴のUV2Aを採用。光源はLEDを使用する。CCFLバックライト/ASVパネル搭載モデルとLEシリーズを52型で比べると、消費電力が230Wから115Wまで削減されている。光源の配置はいずれもエッジライト方式で、本体の奥行きを1.6インチまで薄型化した。デザイン面では、前面がフルフラットに仕上げられており、段差が無いことも特徴。

 LE920は、シャープ初となる240Hz(4倍速)駆動に対応。LE820/810は120Hz(2倍速)となる。サービス面では、いずれもNetflixの動画やTwitter表示などに対応した「AQUOS Net」が利用できる。

 そのほかの製品では、Netflixの動画視聴も可能なBlu-rayプレーヤー「BD-HP70U」や、5.1chのBDシアターシステム「BD-MPC41U」も発表された。

前面に段差の無いフルフラットデザインを採用 側面。薄さは1.6インチ ネット機能も充実させている
LE820/810の特徴 液晶テレビでは、他に小型サイズのLS510/410(左)や、4倍速パネルでHDMIが4系統の「LC-60E88UN」などを発表
BDプレーヤー「BD-HP70U」 5.1chのBDシアターシステム「BD-MPC41U」


■ 「テレビを超えたテレビ」で需要創出へ

片山社長

 プレスカンファレンスで登壇した片山幹雄社長は、「『Display』、『Energy』、『Room Environment』の3つのイノベーションを発表すると述べ、「Display」では上記の「QuadPixel Technology」の高画質をアピール。新世代のテレビを手に入れることで、「コンシューマは高画質を楽しみながら、環境貢献ができる」とし、「新技術で『TV beyond TVs』という新しいマーケットを創出する」と述べた。

 また、「Energy」では、薄膜シリコンPV(太陽電池)を紹介した。従来のクリスタルシリコンPVに比べサイズを大型化し、出力は従来の4Wから142Wまで強化。「グリーンフロント 堺」での製造を予定している。

 最後の要素「Room Environment」では、プラズマクラスターイオンを使った空気清浄機や、自然の明かりの表現を追求したLED照明を紹介した。片山氏は、これら3つのイノベーションは「新しいビジネスカテゴリの確立をもたらし、グリーン社会の実現に貢献する」とした。

「グリーンフロント 堺」の概要 海外にも堺と同様の薄膜フィルムPV工場を計画 LED照明もテレビの横に展示され、調光機能などをアピールした


(2010年 1月 7日)

[ AV Watch編集部 中林暁]



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