IDT、AV機器のスケーリング機能などのテスト用BD/DVD

-「HQV Benchmark 2.0」。BD 25ドルで日本でも購入可能


Blu-ray Disc版

発売中

標準価格:19.99~39.99ドル


 米Integrated Device Technology(IDT)は、映像のスケーリング品質などをテストできる評価用のBD/DVDディスク「HQV Benchmark 2.0 Blu-ray Disc」と「HQV Benchmark 2.0 DVD」を米国サイト「HQV.com」で1月8日より発売した。価格はBD版が24.99ドル、DVD版が19.99ドルで、BDとDVDのセットは39.99ドル。日本IDTによれば、日本からでも購入できるとしている。

DVD版

 ディスプレイや、BD/DVDプレーヤー、AVアンプ、プロジェクタなどの映像機器が持つSD/HD映像の処理性能などを評価できるディスク。圧縮による画像劣化の低減度合いや、スケーリング品質、カラー処理などがテスト可能としている。

 収録する全てのビデオクリップとテストパターンにおいて、ビデオのインターレース解除(デインターレース)や、フィルムケーデンス検知、ビデオ・オーバー・フィルム(フィルム素材へのテキストオーバーレイ)、モーション補正、ノイズ低減、解像度の拡張など、さまざまなビデオ処理機能の評価に特化して設計。また、機器の初期設定に関するテスト機能も備えており、ワンストップのテスト環境を提供できるとしている。

 バイスプレジデント兼ビデオ&ディスプレイ・オペレーション担当ゼネラル・マネージャのJi Park氏は、「コンシューマは、自らの選択した機器とビデオプロセッサが、IPベースの動画など最適な圧縮や解像度ではないコンテンツを扱う能力を備えているかどうかを、購入前に評価できる」としている。



(2010年 1月 19日)

[AV Watch編集部 中林暁]