2009年の全世界テレビ出荷は2億1,100万台
-DisplaySearch調査。薄型テレビの伸びが続く
2月22日(現地時間)発表
DisplaySearchは、2009年度第4四半期における、グローバルでの薄型テレビ出荷実績やメーカー別のシェアについての調査結果を発表。あわせて、2009年の全世界テレビ出荷台数も発表した。
全世界のテレビ出荷は2億1,100万台で、前年比2%の増加となった。特に液晶などの薄型テレビの伸びが大きく、前年比37%増となった。薄型テレビ(液晶/プラズマ/有機ELなど)は特に中国などの新興国での伸びが顕著で、第4四半期は前年比100%以上の伸長を記録。全世界テレビ出荷台数のうち75%以上、出荷額では90%以上が薄型テレビとなっている。
第4四半期のテレビ全体の出荷台数は前年同期比17%増の6,781万台。うち、液晶テレビは前年比50%増の5,072万台(構成比74.8%)、プラズマは同6%増の472万台(同7%)、有機ELは同33%減の400台、CRTは同37%減の1,231万台(同18.2%)、リアプロは同56%減の5万台(0.1%)。
液晶ディスプレイの全世界出荷におけるLEDバックライト搭載モデルの構成比は約4%。ただし、40型以上になると11%、50型以上では24%に及ぶという。
メーカー別の第4四半期売上金額シェアでは、Samsungが23.6%でトップを堅持。LEDバックライトや倍速対応などで価格下落を防いだのも大きな要因という。通年でのシェアは22.6%。2位はLGで13.0%、通年のシェアは13.2%。3位はソニーで11.5%、4位はパナソニックで8%、5位はシャープの5.4%。
2位以下はソニーが14.5%、LGが11.5%、パナソニックが8.7%、シャープが7.6%で続いている。このうち、年間で伸びたのはSamsungとLGのみで、それ以外はシェアを落としている。
(2010年 2月 23日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]