3月3日発売の3D-DVD「戦慄迷宮 3D」が店頭デモ

-3Dテレビ/Blu-ray不要のトリオスコピクス方式


戦慄迷宮 3Dプレミアム・エディション 初回限定生産
(C)ショック・ラビリンス・フィルム・コミッティ2009

3月3日より実施

 3月3日にDVDがリリースされる「戦慄迷宮 3D」。既報の通り、トリオスコピクス方式を採用した3D作品で、DVDに専用3Dメガネを付属しているのが特徴だが、全国の主要販売店100店舗の店頭で、そのダイジェスト映像が3D体験できる事になった。発売日の3月3日から開始される。

 店頭展示を行なうのは、全国の主要家電量販店、タワーレコード新宿店、HMV渋谷店、新星堂 上大岡店/横浜ジョイナス店/カルチェ5柏店/海老名店/京橋店/国分寺駅ビル店、天王寺ミオ店/カルチェ5仙台店、Tea For Two Records 立川店、紀伊國屋さいたま新都心店/加古川店など、合計100店舗。

 富士急ハイランドにある巨大なお化け屋敷「戦慄迷宮」をテーマに、「呪怨」シリーズで知られる清水崇監督が生み出した映画。主演に柳楽優弥を迎え、日本初のデジタル3D長編映画として、本格的な3D撮影が行なわれたのが特徴。

 機動力のある3D撮影を行なうため、米国からハイビジョンの24pカメラを2台輸入し、ステディカム使用が可能なコンパクトな3Dカメラを制作して撮影されたという。撮影には特殊撮影の第一人者である宇井忠幸氏とIMAGICAらが協力している。

 DVDは2D版と3D版の本編を収録した2枚組で、3Dメガネも付属するプレミアム・エディション(ACBD-10785/4,935円)と、2D版本編のみを収めたスタンダード・エディション(ACBD-10784/3,990円)の2種類が発売される。

 3D映像のDVD収録にあたり、トリオスコピクスという3D方式で収録しているのが特徴。左右の目用に、異なるカラー・エンコードを施した映像を、専用のメガネを介して鑑賞する赤青メガネ(アナグリフ方式)と基本的には同じだが、トリオスコピクスではマゼンタと緑色の組み合わせを採用しており、ブレを抑え、色や質感も向上させているという。DVDの発売元であるアスミックでは「3Dテレビを買わずとも3D映画が楽しめる最高品質3D-DVD」と紹介している。


 10年前、ある遊園地の“お化け屋敷”で行方不明になった少女ユキ(蓮佛美沙子)が、雨の夜、突然帰ってきた。主人公ケン(柳楽優弥)とその友達モトキ(勝地涼)、盲目の少女リン(前田愛)、ユキの妹ミユ(水野絵梨奈)は戸惑いながらもユキを迎え入れるが、突然ユキは発作を起こし倒れてしまう。

 5人は病院へと向かうが、辿り着いた普通の病院は、次第に姿を変え始め、朽ち果て、まるで迷宮のような不気味で不可思議な空間となった。そこで5人は10年前の事件のある“事実”を身を持って体験・体感することになる。この建物で彼らが出会う出来事とは? なぜ彼女は帰ってきたのか? なぜ人が死ぬのか?  殺人は誰の仕業なのか? 霊は存在するのか? ここは一体どこなのか?  忘れられない一夜が始まった……。


(2010年 2月 26日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]