アルパイン、低域などを強化した「DDリニアスピーカー」
-車のドアに取り付ける高音質化パネルも
DDL-RT17S |
3月下旬より順次発売
標準価格:9,975円~32,550円
アルパインは、車載用「DDリニアスピーカー」4製品と、車のドアをスピーカーエンクロージャ化するという「サウンドコントロール・パネル」2製品を3月下旬より順次発売する。価格と発売時期は下表の通り。
型番 | 製品 | 価格 | 発売時期 |
DDL-RT17S | セパレート2ウェイスピーカー | 32,550円 | 3月下旬 |
DDL-RT17C | 同軸2ウェイスピーカー | 22,050円 | |
DDL-RT16S | セパレート2ウェイスピーカー | 31,500円 | |
DDL-RT16C | 同軸2ウェイスピーカー | 21,000円 | |
KTX-SP01PR | サウンドコントロール・パネル トヨタ・プリウス(現行30系)用 4枚1セット | 9,975円 | 4月 |
KTX-SP02AV | サウンドコントロール・パネル トヨタ・アルファード/ヴェルファイア(現行20系)用 6枚1セット | 13,440円 |
■ スピーカー
歪みが少なくクリアでダイナミックな再生が行なえるという独自のDDリニアスピーカー新製品。同軸/セパレートモデルで、ウーファとツイータのサイズが異なる2製品をそれぞれ用意。計4モデルをラインナップする。
ウーファ部は、独自のハイブリッドレイヤー振動板と、上級モデルで採用している「ダブルギャザードエッジ」を採用。低域の量感を強化し、ローレンジ感の拡大を図っている。
ツイータ部は、独自のデュアルエミッション構造で、より振幅しやすい振動板形状にチューニング。クリアで芯のある高域再生が行なえるという。さらに、セパレート型のツイータには非磁性体メッシュネットを採用したことで、磁気回路への悪影響を防いでいる。同軸型にはロータリーホーンツイータを採用。ホーンラジエータのカットされた部分をリスニングポイントに向けることで、つながりの良い再生を実現するという。
ネットワーク部も改良され、セパレートタイプには特性の異なる2つの音響用コンデンサを使ったハイブリッド構成を採用。同軸タイプには、コイルと音響用コンデンサの組み合わせで、ホーンツイータの特性に合わせた12dB/octのカットオフスロープを採用。つながりの良い再生が行なえるという。さらに、このクラスでは初という、高域レベル調整(5段階)や、位相ズレを補正する切り替え機能(セパレート型のみ)も追加。取り付け位置やユーザーの好みに合ったチューニングを可能とした。
DDL-RT17C | DDL-RT16S | DDL-RT16C |
型番 | DDL-RT17S | DDL-RT17C | DDL-RT16S | DDL-RT16C |
構成 | セパレート | 同軸 | セパレート | 同軸 |
再生周波数帯域 | 28Hz~90kHz | 28Hz~70kHz | 30Hz~90kHz | 30Hz~70kHz |
最大瞬間入力 | 160W | |||
定格入力 | 40W | |||
出力音圧レベル | 91dB/W・m | |||
インピーダンス | 4Ω | |||
重量 | 0.7kg | 0.9kg | 0.65kg | 0.9kg |
■ サウンドコントロール・パネル
車のドアの開口部(サービスホール)に貼り付けることで、ドアをスピーカーのエンクロージャーとして使用できるという、高音質化パネル。トヨタのプリウス(現行30系)、アルファード/ヴェルファイア系(現行20系)向けの2製品で、いずれも左右のフロントドアに取り付ける。
車種専用の3D立体裁断を施した樹脂製パネルを使用。簡単かつ確実な作業で、理想的なスピーカーエンクロージャ環境と、軽量化(同社従来比)を実現するという。
(2010年 3月 10日)
[AV Watch編集部 中林暁]