LG、超解像搭載のフルHD液晶ディスプレイを4月下旬発売

-23型が実売25,000円。LEDエッジライト搭載。21.5型も


4月下旬発売

標準価格:オープンプライス


 LGエレクトロニクス・ジャパンは、超解像技術を搭載したフルHD液晶ディスプレイ2モデルを4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、23型の「E2350VR」が25,000円前後、21.5型の「E2250VR」が23,000円前後。

 同社が“新・超解像技術”と呼ぶ独自の「Super+Resolution」を搭載。同社の映像エンジン「f-ENGINE」と超解像技術と組み合わせたもので、解像度の補正時にエッジ付近に起こる白浮きを軽減する「シュートコントロール」技術を採用したことが特徴。高い解像感のまま自然な仕上がりに調整するという。補正時に発生するモスキートノイズやランダムノイズの低減機能も備える。両モデルとも2月に行なわれた同社戦略発表会で披露され、5月発売予定としていた。画面サイズや消費電力以外の仕様は2モデル共通。

 解像度は1,920×1,080ドット。輝度は250cd/m2、コントラスト比は1,000:1で、コントラスト拡張技術のDFC利用時は500万:1。視野角は上下160度/左右170度。応答速度は5ms。バックライトは白色LEDで、光源を本体右端に配置するエッジライト方式。最薄部を17.5mmまで薄型化したほか、CCFLに比べ消費電力を平均約40%削減。標準時の消費電力は23型が約28W、21.5型が約23W(待機時はいずれも0.5W以下)。

 白色LEDによる細かな調光制御により、夜のシーンや暗めの動画も鮮明に映し出すという。また、最適な動画鑑賞環境を実現するという「シネマモード」を用意。動画配信サイトなどの小さなサイズの画面でも、動画以外の画面を暗くして動画を引き立てることにより、より観やすくなるという。そのほか、周囲の明るさを感知して自動で輝度を調整する機能も備える。アスペクト比を固定したままでのズーム機能も搭載。2画面表示にも対応し、画面上でドラッグして画面サイズを調整できる。

 入力端子はHDMIとHDCP対応DVI、アナログRGB(D-Sub 15ピン)が各1系統。ヘッドフォン出力も備える。

 スタンドは脱着式で、スタンドを外すと低い位置に画面を設置可能。ノートパソコンと並べて使用する際に、視線の移動による疲労を軽減できるとしている。また、20度まで倒して設置できるため、デスクやリビングなどに置く場合でも好きな角度で使えるという。

 スタンドを含む外形寸法と重量は、23型が559.8×198×428.1mm(幅×奥行き×高さ)、3.3kg。21.5型が525.8×198×408.3mm(同)、2.9kg。



(2010年 4月 13日)

[AV Watch編集部 中林暁]