「ニコニコ実況」のラジオ版に「radikoで聴く」ボタン追加

　ニワンゴは14日、放送中のテレビ番組やラジオ番組にユーザーがコメントを投稿できる「ニコニコ実況」サービスにおいて、ラジオのコメント再生ページに「radikoで聴く」ボタンを追加。コメント再生ページから、手軽にradiko聴取ができるようになった。

　ボタンが追加されたのは、Webブラウザ向けのニコニコ実況で、コメント再生ページの上部に「radikoで聴く」ボタンを用意。押すと、ブラウザの別ウインドウが立ち上がり、radiko.jpの聴取ページが表示される。ラジオ局も選局済みで、例えば「J-WAVE」のコメント再生ページで「radikoで聴く」ボタンを押すと、立ち上がった聴取ウインドウでは自動的にJ-WAVEが選局された状態になっている。

　アプリケーション版の「ニコニコ実況」には、「radikoで聴く」ボタンは現在のところ用意されていない。また、聴取ウインドウはradiko.jpのものをそのまま表示しているので、聴取対応地域外のPCからアクセスしても、エラーとなる。

□ニコニコ実況のページ
http://jk.nicovideo.jp/
□お知らせ
http://blog.nicovideo.jp/nicojk/2010/04/radiko.html
□関連記事
【2009年11月30日】ニコニコ動画、放送中のTV番組へのコメントに正式対応
－専用アプリや携帯版も。コメント背景透明化で工夫
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20091130_332443.html

■ ラジオについてのアンケートも実施

　また、ニワンゴでは「ニコニコ動画(9)」において、ラジオについてのアンケート調査を実施。その結果を14日に発表した。調査は4月13日19時30分に実施し、開始から約200秒間で66,218件の回答が得られたという。

　ラジオの聴取実態については、「よく聴く」が14.3%、「たまに聴く」が23.4%で、合わせて「聴く」層が37.3%。「めったに聴かない」が23.4%.、「まったく聴かない」が38.9%で、「聴かない」層を合わせると62.3%になったという。男女別では男性の方が女性よりも「聴く」という返答が多く、年代別では高くなるにつれ、「聴く」という回答が増加したという。

　radikoの認知については、77.1%が「知らない」と答え、「知っているが使ったことはない」が16.4%、「知っているし使ったことがある」が6.5%と続く。利用者に「今後もradikoを使ってラジオを聴く機会が増えると思うか」という質問には、「非常に増えると思う」が43.6%、「やや増える」が32.1%と、合わせて7割以上が「増える」と返答している。

　また、「地域制限が撤廃され、各地のラジオが聴けるようになった場合、聴いてみたいと思うか」との質問に対しては、「非常に聴いてみたい」(16.9%)、「やや聴いてみたい」(23.1%)、「聴いてみたい」(40%)と、「聴いてみたい」という人が半数を超えている。