ソフトバンク、'10年夏モデルはHD動画撮影に対応
-ガンプラ付属ケータイやメモリ液晶搭載モデルも
ソフトバンクモバイルは18日、2010年夏向けの携帯電話20機種を発表した。そのうち、ワンセグ受信に対応したのは8モデル。Twitter対応は14モデル、防水対応モデルは9モデルとなる。ディズニーモバイルのモデルや監視カメラ、フォトスタンドなどを省いた一覧表はこちらの記事に掲載している。
ここではハイビジョン動画撮影に対応したモデルなど、AV機能面で注目度の高いモデルを中心に、新機種の特徴を紹介する。
■ AQUOS SHOT 945SH
945SH。1,280×720ドットの動画撮影が可能 |
また、側面にHDMIミニ端子も備えており、撮影したHD動画などをAQUOSなどの大画面テレビに表示できる。HDMI連携の「AQUOSファミリンク」にも対応しており、テレビのリモコンでコンテンツの選択・再生・停止などの操作も可能。卓上ホルダにセットすれば、デジタルフォトフレームのようにスライドショーや動画を楽しむ「チャージングシアター」機能も備えている。
945SH | 液晶は約3.4インチ | 背面のレンズ部 |
最大54Mbpsの高速通信が可能な「ケータイWi-Fi」にも対応。動画コンテンツのダウンロードなどに加え、撮影したHD動画の投稿サイトへのアップロードなども可能。フルブラウザを経由すれば、メール送信時などのサイズ制限にとらわれず、フルサイズ動画のアップロードも行なえる予定。
液晶ディスプレイは約3.4インチで、854×480ドットのNewモバイルASVディスプレイを採用。HD動画の表示も高精細に行なえるという。ワンセグ放送にも対応する。
HDMIミニ端子を装備 | HDMI連携のAQUOSファミリンクに対応し、テレビのリモコンから再生動画の選択などが可能 |
■ ガンプラケータイ登場
ケースもガンプラ風デザイン。この中にプラモデルと携帯電話など一式が収納されている |
ガンダムのプラモデル「ガンプラ」の30周年を記念したモデルで、特殊なメタルフレーム構造を採用した「RX-78-2」の特別なガンプラを同梱。ガンプラの素体と言える内部のフレーム構造をアルミダイキャスト製にしたもので、それをベースにユーザーがプラモデルを組み立て、完成させるもので、サイズは100分の1。通常のガンプラと比べ、手にした時にズシッとした重さのある、重厚感のあるガンプラになるという。
RX-78-2の特別なガンプラが付属 | ケースの中身。右上にメタルフレーム、左上に携帯電話、下にプラモデル部を収納 | ガンダムは様々なポーズで固定する事が可能 |
豊富な可動関節を持ち、様々なポーズで固定が可能。専用カタパルトを模した充電台も付属しており、携帯と一緒にディスプレイが可能。携帯電話の充電もでき、充電台に設置したことを認識して、ガンダムの整備シーンや司令室との会話シーン、出撃シーンなど、特別なムービーを流す事も検討されている。
携帯電話自体のデザインも、こだわりのガンダム仕様となっており、ガンダムを想起させる白をベースにしたデザインに、ビームサーベルをモチーフにしたワンセグ用アンテナを装備。さらに、プレミアムデカール(シール)や、ガンダムのシールドをイメージした立体デザインの電池カバーも同梱。ユーザーの好みに合わせてデザインのカスタマイズができるという。
カタパルトを模した充電台。携帯電話とガンプラの両方を固定できる。充電中には特別ムービーが再生される予定 | デカールで自分好みのデザインにカスタマイズ可能 |
ほかにも携帯内部には、待ち受け画面やメニュー画面、マイ絵文字、着メロなど、ガンダムをモチーフにしたコンテンツを豊富に収録する。
発表会にはガンダム好きの芸人として、土田晃之さんと若井おさむさんが登壇。土田さんは「ガンダムの携帯という時点でファンしか買わないけれど、ファンは“こだわり”が感じられないと買わない。けれど、ソフトバンクのガンダムケータイは本当によくできている」と評価。今回のガンプラケータイも、ガンプラの可動域の豊富さなどを熱く語り「携帯の説明のはずが、途中からガンプラの解説になってすみません」と会場を笑わせた。
若井さんもアムロの声マネを交えつつ、「アンテナの部分がビームサーベルになっている!、裏のカメラがビームライフルを正面から見たようなようなイメージだ!!」と、細かいデザインポイントを次々と発見。「これ欲しい」を連発していた。
発表会にはガンダム好きの芸人として、土田晃之さん(左)と若井おさむさん(右)が登壇 | 孫社長も一緒に、敬礼ポーズでフォトセッション |
■ そのほか
パナソニック製のVIERAケータイ「942P」は、1,316万画素のCMOSを搭載し、高画質な写真撮影が可能なモデル。AFを備え、広角27mmのレンズを採用したのが特徴。集合写真や近い距離からの料理撮影などで重宝するという。
ディスプレイは3.1型、854×480ドットのTFT液晶を採用。タッチパネル式で、ディスプレイを180度回転出来るスイーベル構造も採用。ビューアースタイルの状態で、手描きのメモを書いたり、写真にペンやスタンプで自由にデコレーションする事もできる。ワンセグチューナも備え、滑らかな表示を実現するモバイルWスピードも利用可能。ケータイWi-Fi、メディアプレーヤー機能も備えている。
VIERAケータイ「942P」 | タッチパネル液晶で、手描きのメモなどが可能 |
シャープ製の「mirumo2」こと944SHは、世界で初めて、タッチメモリ液晶を搭載した防水モデル。表示を保持できるメモリ液晶をサブディスプレイとして搭載しており、サイズは3型、456×240ドット。電話機を閉じたまま、メールの確認やTwitter表示などの確認が可能。内側には約3.2型、854×480ドットのNewモバイルASV液晶を装備する。ワンセグ、ケータイWi-Fi、メディアプレーヤー機能を装備する。
mirumo2 944SH | 表示が保持されるタッチメモリを採用している |
サムスンの941SCは、3.3型、800×480ドットの有機ELディスプレイを搭載。メインカメラには812万画素の顔認識AF付のデジカメを装備。人物の顔写真を3D変換し、様々な表情の顔アニメーションを作り出す「3Dモーションフォト」なども備えている。ワンセグ、ケータイWi-Fi、メディアプレーヤー機能を装備する。
941SC | 動画表示に適した角度でホールドするシアタースタンドを装備 |
シャープの「SOLAR HYBRID 842SH」は、太陽光で充電が可能なモデル。防水・防塵にも対応している。前モデルと比べて充電効率が向上。約10分間の充電で、2分程度の通話が可能。サブディスプレイで時刻やソーラー充電状態を確認できる。ワンセグは非搭載。
(2010年 5月 18日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]