三菱、オートターン搭載で実売13万円の40型フルHD液晶TV
-アクトビラ ビデオ・フル対応。ゲームモード搭載
三菱電機は、液晶テレビ「REAL」の40型フルHDモデル「LCD-40MXW400」を8月6日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後。
1,920×1,080ドット/120Hz倍速駆動パネルを搭載する40型液晶テレビ。従来モデル「LCD-40MXW300」からの機能強化として、このシリーズでは初めてアクトビラに対応。映像配信のアクトビラ ビデオ・フルも利用可能になった。チューナは地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを搭載する。
リモコンで画面が左右各20度までスイーベルするオートターンを搭載。また、番組本編からCMに変わる際などに一定の音量に自動調整する「おすすめ音量」や、EPGの情報から、番組名や予約状況などを音声で知らせる「しゃべるテレビ」機能も利用可能。リモコン操作時にボタンが押されたことを知らせ、二重押しを防ぐ「報知音」機能も搭載する。
画質面では、映画の24コマの映像を60コマに割り当てた映像ソースから、元の24枚を検出して120コマに再構成する「なめらかピクチャー」を搭載。フィルムの動きをそのまま再現する「フィルムモード」と、なめらかな動きにする「なめらかモード」が利用可能。また、ゲームを表示する時に、映像処理をスキップして応答速度を改善するゲームモードも搭載。
ステレオ音声を、より広がりのある音場で再現する「DIATONEサラウンド 2.0」機能や、低域を強化する「DIATONE BASS」、スピーカーユニットの特性/開口部の形状などが与える音への影響を打ち消す補正信号を加える「DIATONEリニアフェイズ回路」も装備する。スピーカー出力は10W×2ch。ヘッドフォンでサラウンド感のある再生を実現するという「DIATONE サラウンドHEADPHONE」も搭載。
HDMIは3系統装備。Blu-rayレコーダなどと連携するCEC機能「REALINK」もサポートし、対応レコーダの録画リストを表示できるほか、録画予約の重複や、HDD残量が少なくなったことなどを知らせることも可能。さらに、テレビのEPGでも、レコーダに録画予約している番組を確認できる。
HDMI以外の端子は、D4/S映像が各1系統、コンポジットが2系統。音声出力は光デジタルとアナログが各1系統で、ヘッドフォン出力も装備。Ethernetも備える。SDカードスロットを搭載し、カード内のJPEG静止画が表示可能。
省エネ機能では、部屋の明るさに応じて画面を自動調整する「明るさセンサー」や、視聴者の年代などに合わせる「ECO画質モード」、部屋の消灯に合わせて自動で電源を切る「センサー節電」、放送終了後の「無信号時電源OFF」、「無操作時電源OFF」、「主電源[切]時の0W設計」、音声のみ出力する「消画モード」を搭載する。
また、ECO画質モードの設定状況を葉っぱのアイコンで知らせる「ECOメーター」や、省エネ設定時の効果を、省エネ設定しない場合と比較する「ECOモニター」も利用できる。
そのほか、人の声を聞き取りやすくする「声ハッキリ機能」、高精細フォントで見やすくした「ハイビジョン電子番組表(EPG)」、EPG表示時に、よく使う機能のメニューを優先して表示する「今すぐできることメニュー」、視聴者設定や自動読み上げなどの機能を、簡単な操作で一括設定できる「使う人切替」機能などを搭載。
消費電力は146Wで、年間消費電力量は134kWh/年。リモコン待機時の消費電力は0.1Wで、高速起動「入」時は約17W。スタンドを含む外形寸法と重量は、985×273×668㎜(幅×奥行き×高さ)、19.2㎏。
(2010年 7月 22日)
[AV Watch編集部 中林暁]