パナソニック、PCM録音対応のICレコーダ

-実売12,000円。録音ポジションスイッチ装備


RR-XS600

 パナソニックは、リニアPCM録音に対応したICレコーダ「RR-XS600」を9月17日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,000円前後。

 会議や講演会録音などのビジネスユースに加え、お稽古や語学学習などの高音質な録音用途を想定したICレコーダ。内蔵フラッシュメモリは4GBで、MP3形式のほか、リニアPCM形式での録音が可能となっている。

 録音モードはステレオ/モノラルともPCM、XP、LP、SLPの4モードを用意。「録音ポジションスイッチ」も備えており、講演やインタビューなど、人の声を狙って録音したい時の「ズーム」、会議など複数話者の音を録音する「ワイド」、感度やマイクについて好みの設定ができる「マニュアル」が切り替えられる。

 人の声を聞き取りやすくするノイズカットや、MP3ファイルで早聞き/遅聞きを切り替える「21段階スピードコントロール」、5秒さかのぼって再生する「少し戻る再生」などを装備。また、20mm径のスピーカーも内蔵しており、録音したファイルやパソコンから転送したMP3ファイルなどを再生できる。最大出力は330mW。外部マイク入力やイヤフォン出力端子も装備する。

 パソコンとの連携はUSBケーブル経由で行なう。電源は単4アルカリ電池×2で、録音時の電池持続時間はPCM(ステレオ)は約22時間、MP3(SLP/ステレオ)で約33時間。外形寸法は110.6×40.4×16.8mm(縦×横×厚さ)、重量は約42g(本体のみ)/約64g(電池含む)。


(2010年 9月 1日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]