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マランツ、DLNA/PC/iPod/BT対応のネットワークプレーヤー

−97,650円「NA7004」。NASから再生。iPhone/ブラウザ操作


ネットワークオーディオプレーヤー「NA7004」

 マランツ コンシューマー マーケティングは、DLNAやiPhone/iPodのデジタル再生、Bluetoothなどに対応したネットワークオーディオプレーヤー「NA7004」を10月下旬に発売する。価格は97,650円。カラーはシルバーゴールドとブラックの2色。

 DLNA1.5に準拠したネットワークオーディオ機能を備え、DLNAサーバー機能を持つPCやネットワークHDD内に保存したMP3/WMA/AAC/WAV/FLACファイルの再生が可能。対応ファイルはMP3(32〜320kbps、32/44.1/48kHz)、WMA(48〜192kbps、32/44.1/48kHz)、AAC(16〜320kbps、32/44.1/48kHz)、WAV(1,024〜1,536kbps、32/44.1/48kHz、16bit)。FLACは最高で24bit/96kHzまで対応しており、具体的には16/24bit、32/44.1/48/88.2/96kHzをサポートする。

 DLNAのデジタルメディアプレーヤー(DMP)、デジタルメディアレンダラー(DMR)として動作し、デジタルメディアコントローラー(DMC)から制御できるのも特徴。iPod/iPhone向けDMCソフトでも操作でき、例えば他社製ソフトのPlugplayer(Appストア価格600円)などを用い、ソースとしてネットワークHDDを選択、レンダラーとしてNA7004を指定し、楽曲の選択・再生といった基本操作ができる。「Compatible with windows 7」も取得しており、Windows 7のWindows Media Player 12からのリモート再生も可能。インターネットラジオ聴取機能も備えている。


ブラックとシルバーゴールドの2色を用意する 背面 背面写真
試聴室に用意されたルータとネットワークHDD。ここに蓄積された楽曲ファイルをNA7004で再生した

 Webブラウザからの操作にも対応。PCだけでなく、iPhoneのSafariからも操作が可能。Windows 7搭載PCの場合は、LLTD(Link Layer Topology Discovery)機能を用い、PCがNA7004を自動認識するため、IPアドレスの入力は不要だという。

 なお、同日発表のAVアンプには、ボリュームなどのアンプ操作に加え、DLNAの制御も可能なiPhone/iPod touch用の専用アプリ「Wizz App」(無料)が用意されているが、同アプリは「NA7004」では使用できない。「NA7004」専用アプリの開発は現在のところ未定だという。

iPhone用のDMCソフトPlugplayerで制御しているところ Webブラウザでアクセスしたところ

 PCとのUSB接続にも対応。Type BのUSB端子を備えており、PCの音声をNA7004のDACでアナログ変換。高品位なアナログオーディオ回路を経て、アンプなどに出力できる。対応データは16/24bit、32/44.1/48/96kHz。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X v10.6.3。

 同軸と光デジタル入力も装備。どちらも16/24bit、32/44.1/48/64/88.2/96/176.4/192kHzまで対応。単体のDACとしても活用できる。

 加えて、iPod/iPhoneとのデジタル接続に対応するUSB端子をフロントパネルに搭載。iPod/iPhone内に保存した楽曲を、NA7004のDACを使ってアナログ変換し、出力できる。USBメモリに保存した楽曲も再生可能。対応ファイルはネットワークプレーヤー機能の部分と同じ。接続したiPodを直接操作するダイレクトモードに加え、NA7004側からiPodを操作するリモートモードも利用可能。この場合はNA7004のディスプレイにアーティスト名や曲名を日本語表示する事も可能。

iPod/iPhone設置用のスタンドも付属している

 搭載したiPodの充電にも対応。対応するiPod/iPhoneは、第5世代以降のDockコネクタ付きiPod、iPhone 3G/3GS。iPodビデオと第1世代iPod nanoはダイレクトモードには非対応。iPod/iPhone設置用のスタンドも付属している。

 Bluetoothにも対応。標準でBluetoothレシーバ「RX101」が付属しており、専用のM-XPort(Marantz-eXtension Port)に接続することで、対応するiPhoneや携帯電話、ポータブルプレーヤーからBluetooth送信された楽曲を受信・再生できる。プロファイルはA2DPに対応。また、RX101はNA7004の赤外線受光部としても活用でき、本体を扉付きのラックなどに収納した場合でも、RX101を外に出しておけば、本体のリモコン操作が可能になる。


標準でBluetoothレシーバ「RX101」が付属 X101はNA7004の赤外線受光部としても活用できる

 なお、MP3/WMA/AACなどの圧縮音楽再生時には、圧縮前の音に近い状態に復元するという補間再生機能「M-DAX 2」(Marantz Dynamic Audio eXpander 2)機能も使用できる。

 搭載DACはシーラスロジック製「CS4398」。内蔵のダイナミック・エレメント・マッチング回路により、出力信号の歪を大幅に低減しているという。アナログ出力回路には、フラッグシップモデル「SA-7S1」にも採用されている、高速電圧増幅モジュールのHDAM、HDAMSA2をバッファアンプとして搭載。同社オリジナルの回路で、左右等長、平行配置を徹底してレイアウト。チャンネルセパレーションや空間表現力を高めたという。

 同軸/光デジタル出力も備えており、全てのデジタル入力信号を、入力されたサンプリング周波数のままリニアPCM出力可能。使用しない場合は出力をOFFにして、アナログ音声出力をさらに高音質にできるという。なお、Bluetoothレシーバで使うM-XPortはアナログ接続であるため、Bluetoothの音声はデジタル出力できない。

 アナログ電源回路用のブロックケミコンや電流帰還型アナログオーディオ出力回路のパーツには、オーディオグレードのものを厳選して採用。デジタルノイズの影響を抑えるために、配線処理の最適化やフェライトコアの挿入、ガードバンドなどのノイズ対策も行なっている。

 電源部にはシールドケース付きのEIコアトランスを搭載。筐体にはメインシャーシにボトムプレートをさらに1枚加えた2層構造シャーシを採用。全体のデザインはシンメトリカルな「M-1デザイン」で、フロントパネルはアルミ合金と高剛性なガラス繊維強化レジンによる3ピース構造を採用。シャーシ剛性を確保しながら、分割サブフレーム構造により、振動モードを分散させ、不要な共振を抑制している。ディスプレイは有機ELで3行表示が可能。明るさは4段階で調節でき、OFFにもできる。

ディスプレイは有機ELで3行表示が可能 付属のリモコン 試聴の様子

 付属リモコンはマランツ製アンプの基本操作も可能。機器連携用のリモートコントロール端子も備えている。再生周波数範囲は2Hz〜96kHz。ダイナミックレンジとSN比はどちらも110dB(可聴帯域)、高調波歪率は0.001%(1kHz/可聴帯域)。ハイスピード/ローノイズな高速電流バッファアンプを使ったヘッドフォン出力も用意する。

 入力端子はUSBを2系統、同軸デジタル、光デジタル、M-XPort、Ethernetを各1系統。出力は同軸デジタル、光デジタル、アナログ音声(RCA)が各1系統。RS-232C、IRフラッシャー、マランツ リモートバス(RC-5)も各1系統備える。消費電力は30W。外形寸法は440×343×106mm(幅×奥行き×高さ)。重量は6.5kg。



(2010年 9月 7日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]