イーケイジャパン、二俣氏デザインのステレオアンプ「22」

-真空管とデジタルアンプ融合。携帯プレーヤー入力も


「EKF-01」。名称は「22」(トゥー・トゥー)

 イーケイジャパンは、空間デザイナーでありプロダクトデザイナーでもある二俣公一氏がデザインしたステレオアンプ「22」(トゥー・トゥー)を12月に発売する。型番は「EKF-01」。価格は73,500円。

 10月29日から12月25日にかけて、一部店舗とWebで受注を受け付ける。商品の発送開始は12月10日を予定。数量限定となっている。

 受注の方法が限定されており、10月29日~11月29日にかけて「22 [tu: tu:] with music」と題した受注会を東京都・神宮前の「BEAMS RECORDS」で開催。同店舗で実機のデモが体験でき、予約もできる(営業時間11時~20時)。また、期間中はBEAMS RECORDSのWebサイトから予約する事も可能。

 2つ目のイベントとして「22 [tu: tu:] with interior design」が11月19日~12月25日まで、東京・青山のhhstyle.com 青山本店で開催。同様にデモ体験と予約(営業時間12時~20時)が可能で、期間中は同店のWebサイトから予約する事もできる。なお、イーケイジャパンのWebサイトからは予約できない。



■ 「22」

 福岡と東京を拠点に、様々な空間デザインを手掛ける二俣氏がデザインしたステレオアンプ。プロトタイプの発表以後、国内外から多くの発売を望む声が寄せられたというモデルで、シンプルなデザインが特徴。管球アンプとデジタルアンプのハイブリッド構成となっている。

 使用真空管は「6SN7GT」×2本。最大出力は12W×2ch。周波数特性は15Hz~30kHz。外形寸法は265×151×103mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.6kg。

 入力端子として、ライン入力だけでなく、ポータブルオーディオプレーヤーのヘッドフォン出力を接続するための、高感度・低インピーダンスの「PHONE IN」を備えているのが特徴。ライン入力とPHONE INはミキシングされるため、「従来のアンプにない楽しみ方も可能」(イーケイジャパン)だという。

 音声信号がない状態が約10分間続くと、真空管回路や出力アンプ回路を自動でシャットダウンして、スリープ状態にする機能を装備。スリープ状態で音声信号が入力されると、アンプは自動で起動する。なお、真空管のウォーミングアップには20~30秒程度必要。 付属のACアダプタは100~240V入力対応で、別途変換プラグなどを使えば海外でも使用できる。


(2010年 9月 14日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]