ラックスマン、96kHz対応の高機能USB DAC「DA-200」

-ヘッドフォンアンプやUSB DDCとしても動作


DA-200

 ラックスマンは、24bit/96kHz対応のUSB DAC「DA-200」を11月より発売する。価格は15万5,400円。カラーはブラスターホワイト。

 24bit/96kHzに対応したUSB DACとしてのほか、高精度ボリューム+プリアンプ、ヘッドフォンアンプ、DDコンバータとして利用できる「コントロールセンター」。ラックスマンの200シリーズ(E-200/P-200)と同サイズの横幅364mmの筐体を採用する。

 DACには、SACDプレーヤー「D-05」と同じバーブラウン製「PCM1792A」を採用。USBや光/同軸デジタル音声入力信号を高品位にアナログ変換できる。USBは16~24bitまでで、サンプリングレート32/44.1/48/96kHzに対応。デジタル音声入力は32/44.1/48/88.2/96/176.4/192kHzに対応する。

USB DACだけでなく、ヘッドフォンアンプやUSB DDCなどさまざまな応用が可能

 PCとのUSB接続は、Windows XP以降と、Mac OS X以降の各OS標準ドライバに対応。入力はUSBと光デジタル、同軸デジタル各1系統と、アナログ音声×2を装備。出力はRCAのアンバランスに加え、XLRのバランス出力、ヘッドフォン出力を装備。さらに、光デジタル、同軸デジタル出力も備えており、USB入力した音声をデジタル出力するUSB DDCとしても利用可能となっている。

 デジタル入力信号は、内蔵のサンプリングレートコンバータにより、アップサンプリングを行なうとともに、クロックを低ジッタ化。サンプリング周波数は前面の3桁/7セグメントLEDで確認できる。

 前面にボリュームや入力切替用のノブを装備。ラックスマン伝統のラウンドパターン配線基板やスパイラルラップ・シールドの内部配線、オリジナルカスタムパーツなどで音質向上を図っている。

 周波数特性はデジタル入力が2Hz~45kHz(+0,-3.0dB)、アナログ入力が3Hz~140kHz(同)、全高調波歪率は、デジタル入力が0.0009%(アンバランス)/0.0006%(バランス)、アナログ入力が0.003%(1kHz)、S/Nはデジタル入力119dB、アナログ入力103dB。

 消費電力は11W。外形寸法は364×279×81mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.1kg。同社標準電源ケーブル「JPA-10000」が付属する。


背面内部構造

(2010年 10月 15日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]