【CES】Klipsch、AirPlay対応のアクティブスピーカー

-日本でも年内発売へ。カナル型の新イヤフォンも


Gallaryのエントリーモデル「STUDIO」。製品版はデザインが若干異なる

 Klipschは、International CESにおいて、Appleの無線音声伝送技術「AirPlay」に対応したアクティブスピーカー3モデルを発表した。

 薄型スピーカー「Gallary」シリーズの新製品で、米国では2011年秋に発売する。日本国内では、イーフロンティアより年内に発売予定。

 3モデルはサイズやアンプ出力、ユニット構成が異なり、米国での価格は、上位モデルから順に「ARENA」が799ドル、「FORUM」が599ドル、「STUDIO」が399ドルの見込み。

 いずれも、AirPlay対応のスピーカー。iTunesで管理する楽曲をネットワーク経由で再生でき、iPhoneなどの楽曲も無線LAN経由で再生可能。最上位のARENAのみ、iPhone/iPod/iPad対応のクレードルも備える。


STUDIOの背面

 USB端子を備え、パソコンのUSBスピーカーとしても利用できるほか、ステレオミニのアナログ音声入力も装備する。3モデルともに、サブウーファ出力も装備。なお、2.4GHz帯のワイヤレスサブウーファアダプタキット(130~150ドル予定)も同時期に発売する。

 アンプ出力は各モデルで異なる予定だが、詳細は未定。外形寸法は、ARENAが約81.2×13.9×19.6mm(幅×奥行き×高さ)、FORUMが54.6×13.3×17.1mm(同)、STUDIOが36.8×9.7×15.8mm(同)。


Gallaryシリーズの壁掛け対応モデル。左からG-12、G-28のホワイト、同製品のブラック。なお、ホワイトモデルは、製品版では振動板の色もホワイトになる予定G-12の背面

 また、同じくGallaryシリーズでは、壁掛けに対応した2ウェイパッシブスピーカー4モデルを2011年第2四半期に発売する。価格は200~500ドルを予定する。カラーはホワイトとブラックを用意する。

 ラインナップは、2スピーカー構成の「G-12」と、3スピーカーの「G-16」、7スピーカーのトールボーイ型「G-28」、2スピーカー構成のL/Rスピーカーと3スピーカーのセンターが一体になった横置き型の「G-42」を用意する。

 いずれも、ツイータには1インチ径のチタンドライバを搭載。ウーファ径は3.5インチ。

 外形寸法はG-12が約15.2×6×30.4mm(幅×奥行き×高さ)、G-16が15.2×6×40.6mm(同)、G-28 が15.2×6×72.3mm(同)、G-42が1,060×6×15.2mm(同)。

 イヤフォンでは、カナル型(耳栓型)の“Gaming In-ear”モデル「ProMedia」を2011年春に発売予定。イヤフォン部は既存の「Image S3」と共通だが、ケーブル部にマイクとボタンを備え、ボイスチャットや通話などに利用可能なことが特徴。

 そのほか、既発表の製品で1月14日より発売される“ウインタースポーツ向け”モデルの「Image S5」を展示。この製品の特徴は、リモコン部に大型ボタンを採用し、手袋をしたままでも操作できること。リモコンや、イヤフォンのハウジング部にラバーコートを施している。イヤフォン部は既存の「S4」と共通。

マイク/リモコン付きイヤフォンのProMediaProMediaのイヤフォン部手袋を着けたままで操作できるS5


(2011年 1月 9日)

[AV Watch編集部 中林暁]