NECディスプレイ、エコ機能も備えた液晶プロジェクタ4機種

NP-P420XJL

　NECディスプレイソリューションズは、データプロジェクタ「ビューライト」シリーズ」の新モデルとして、インスタレーションモデル「NP-P420XJL」、「NP-P350WJL」と、短焦点レンズ搭載「NP-M350XSJL」、「NP-M300WSJL」の4機種を3月4日に発売する。各モデルの価格は下表の通り。

　「NP-P420XJL」と「NP-M350XSJL」は0.63型、XGA(1,024×768ドット)、「NP-P350WJL」と「NP-M300WSJL」は0.59型、WXGA(1,280×800ドット)のパネルを採用した液晶プロジェクタ。

　「NP-P420XJL」と「NP-P350WJL」は、1.7倍ズームレンズと垂直レンズシフト機構を搭載。ランプ交換までフィルタ清掃を不要にするなど、天井に取り付けての用途にも対応したインスタレーションモデル。「NP-M350XSJL」と「NP-M300WSJL」は、短い距離から大画面投写が可能な短焦点レンズを搭載。設置性や使いやすさを重視したモデルとなる。

NP-M350XSJL

　共通する特長として、吸気口に2層構造の大型フィルタを採用。従来モデルに比べ、清掃までの時間を約2倍に延長。通常の環境であれば、ランプ交換時までフィルタ清掃は不要だという。

　機能面ではPCとUSB接続することで、PCの画面を投写できるUSBディスプレイ機能を搭載。ケーブル接続したPCからプロジェクタを制御する「Virtual Remote」機能にも対応するほか、USBメモリに保存したJPEG静止画の投写も行なえる。

　また、「オートエコ」と「エコ1」という2つのエコモードを搭載。「オートエコ」は、投写する映像により明るさを自動的に調整し、消費電力を最大で24%低減するというもの。「エコ1」はランプ出力を下げることで24%の消費電力削減を実現。ほかにも、無信号時(ブラックバック選択時)、ミュート時は、消費電力を最大68%削減。待機時の消費電力も0.2Wに抑えている。

　さらにNP-P420XJL、NP-P350WJLは無線LANユニットも本体に装着。Ethernet端子も備え、LANを介して、PCからプロジェクタの電源ON/OFFや信号切替などの操作が行なえる。添付のアプリ「Image Express Utility Lite」や「Image Express Utility2.0」を使い、PCの画面をワイヤレスでプロジェクタに転送し、投写する事も可能。Windows Vista/7の「ネットワークプロジェクター機能」にも対応している。

　ほかにも、NP-P420XJL/P350WJLはWindows Media Connectと共有フォルダに対応。PCやサーバーに保存した静止画・動画ファイルをLAN経由で再生できる。再生可能ファイルはWindows Media Connectが、Windows XPサーバー時でJPEG、MPEG-2、WMV。Vista時がJPEG、PNG、MPEG-2、WMV。Windows 7では JPEG、PNG、MPEG-2、WMV、MPEG-4 AVC/H.264に対応。共有フォルダモードではJPEG、BMP、GIF、PNG、MPEG2、WMV、MPEG-4 AVC/H.264に対応。PowerPointやPDFファイルを直接表示する「オフィスビューワ」機能も搭載する。

　短焦点レンズを搭載したNP-M350XSJL/M300WSJLは、80型の投写をNP-M350XSJLが約79cm、NP-M300WSJLが約84cmから行なえる。自動台形歪み補正機能も備え、内蔵センサーで傾きを検知し、投写角を中心に上下方向±20度の範囲で自動補正ができる。