ソニー、1GBの大容量MD「Hi-MD」出荷を終了へ
-ウォークマンは9月、メディアは'12年9月出荷完了
最後のHi-MDウォークマン「MZ-RH1」 |
ソニーは、大容量MD規格「Hi-MD」機器の出荷を2012年9月をもって終了する。Hi-MDウォークマン「MZ-RH1」は、2011年9月に出荷を完了、Hi-MDメディアの「HMD1GA」は2012年9月に出荷完了する。なお、通常のMDディスクは継続して販売する。
Hi-MDは、最大1GBの記録が可能なMD(ミニディスク)の大容量規格として、2004年に発表。同年6月に初代Hi-MDウォークマン「MZ-NH1」、「MZ-NH3D」、「MZ-EH1」が発売された。大容量化だけでなく、ファイルフォーマットにPCと親和性の高いFATを採用したことで、PC用データストレージとしても利用可能となっていた。最後のHi-MDウォークマンとなる「MZ-RH1」は2006年4月に発売された。
出荷完了の理由についてソニーでは「デジタルオーディオプレーヤー市場の主流がフラッシュメモリベースのものとなり、需要が減ったため」と説明している。
初代Hi-MDウォークマン「MZ-NH1(左)、MZ-NH3D(右上)、MZ-EH1(右下)」 | Hi-MDメディア「HMD1GA」 |
(2011年 7月 7日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]