ソニー、BRAVIA向け無料3Dネット配信「3D Experience」
-なでしこ決勝ゴールシーンも独自収録。3D映画も
3D Experience。メニュー画面に3Dアイコンを表示 |
ソニーは、3D対応の「BRAVIA」ユーザー向けの3D体験チャンネル「3D Experience(3Dエクスペリエンス)」を開設。3日より映像配信を開始し、「FIFA 女子ワールドカップ 2011 ドイツ大会」の3Dハイライト映像など67タイトルを無料配信する。
3D Experienceでは、映画や音楽、スポーツ、ドキュメンタリーなどの3Dコンテンツのダイジェスト版を用意。BRAVIAのネットワーク機能「<ブラビア>ネットチャンネル」を通じて無料で配信する。3Dフォーマットはフレームシーケンシャルで、コンテンツの多くが720p。ネットワーク環境として、12Mbps以上の回線速度が推奨されている。
3D Experienceのトップ画面 | FIFA 女子ワールドカップ 2011の決勝戦などを3Dで配信 |
対象となる機種は、2011年発売の3D対応BRAVIAのHX920/820/720とNX720、EX720/72Sシリーズ(6シリーズ16モデル)と、2010年発売のLX900/HX900/HX800シリーズ(3シリーズ8機種)。ただし、2010年モデルの3D Experience対応は9月上旬ごろになる見込み。
配信コンテンツとしては、スポーツは「FIFA 女子ワールドカップ 2011 ドイツ大会」や、テニス「ウィンブルドン選手権」の3Dハイライト映像などを配信予定。女子W杯ドイツ大会は、大会公式映像のほか、ソニー独自の3Dカメラの映像も加えられ、澤選手の決勝ゴールを正面から3Dで捉えたシーンなども収録している。
劇場向け3D映画やBlu-ray 3Dソフトのダイジェスト版として「グリーン・ホーネット」、「モンスター・ハウス IN 3D」も配信。いきものがかり「ありがとう」、元気ロケッツ「make.believe」などの3Dミュージックビデオや、ソニー・ビルで2009/10年に展示した「ソニーアクアリウム」、「旭山動物園」、世界遺産3Dなども用意している。
今後も3Dコンテンツのプロモーションの場として順次3D映像を追加していく予定としている。同社では「Qriocity」でも3Dコンテンツの有料配信を行なっているが、3D Experienceは無料のコンテンツを紹介し、3Dの楽しさを訴求する場として展開する。
東京カレンダーのアプリキャスト |
また、アプリキャストで8月1日から雑誌「東京カレンダー」の配信も開始。特集などの一部コンテンツのほか、同誌セレクトによる飲食店のガイドなどを配信する。店舗のページを開き、FeliCa対応のBRAVIA用おき楽リモコンにおサイフケータイをかざすと、店舗情報のURLを提示する機能を搭載。また、高級食材をテレビから直接購入する「お取り寄せグルメ」にも後日対応予定で、東京カレンダーがセレクトした店舗情報から任意の食材を選択し、FeliCaで決済が可能になる。
アプリキャストで東京カレンダーを選択 | レストラン情報 | レストラン情報をリモコンのFeliCaポートを介して「おサイフケータイ」で連携 |
(2011年 8月 3日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]