ソニー、ウォークマン用Bluetoothスピーカー3モデル

-2.1chの上位機やタンブラー風など


 ソニーはウォークマン用のドックスピーカー「WALKMAN DOCK」のBluetoothスピーカー3モデルを10月8日より発売する。2.1chの最上位機「RDP-NWX500B」と、タンブラー風の「RRDP-NWV600B」、球状デザインの「RDP-NWV25B」の3モデルで価格は18,000円~35,000円前後。

型番特徴WM-Port店頭予想価格
RDP-NWX500B2.1ch
S-Master
出力60W
クリアフェーズ
35,000円前後
RDP-NWV600Bタンブラー形状
出力16W
サークルサウンド
ステージ
25,000円前後
RDP-NWV25B球状デザイン
出力13W
-18,000円前後

 いずれもBluetoothを搭載し、新ウォークマンからのBluetooth音声出力に対応。RDP-NWX500BとRDP-NWV600Bは、WM-PORTを搭載し、ウォークマンを直接接続して音楽再生できる。

RDP-NWX500B

 RDP-NWX500Bは、Bluetoothスピーカーの上位機。小型の筐体ながら、前面に48mmのフルレンジユニット×2と、90mmサブウーファを搭載した2.1chシステムで、背面に2基搭載したデュアルパッシブラジエーターにより迫力ある重低音を実現。さらに、内蔵DSPによりスピーカーの音響特性を補正する「クリアフェーズ」を搭載し、明確な音場定位や奥行感を高めている。サテライトスピーカーには磁性流体サスペンション構造を採用し、伸びのあるボーカルを実現した。これらの技術を「DMCテクノロジー」と命名している。

 さらに、デジタルアンプS-Masterを搭載し、クリアで迫力ある音質で原音を忠実に再生。出力は60W(15W×2ch + 30W)。上部にWM-PORTを搭載し、Bluetoothだけでなく、ウォークマン内の楽曲再生も可能となっている。リモコンが付属し、ウォークマンの選曲や再生操作がリモコンから行なえる。Bluetoothの対応プロファイルはA2DPとAVRCP 1.3。外形寸法は約401×160×176mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.15kg。

RDP-NWV600B

 RDP-NWV600Bは、'10年4月に発売した「RDP-NWV500」の後継モデル。タンブラーのようなデザインの縦型アクティブスピーカーと、それをホールドし、ウォークマンも乗せられるホームステーションで構成される。カラーはブラック(B)とシルバー(S)の2色。

 従来モデルからの強化点はBluetoothを搭載したこと。屋内ではウォークマンの再生音を出力する無指向性アクティブスピーカーとして動作。車に乗る際は、スピーカー部をカップホルダーに入れて固定。Bluetoothの音楽を再生できる。対応プロファイルはA2DP/AVRCP。ステーション側にはWM-PORTも装備し、ウォークマン内の楽曲再生や充電にも対応する。出力は16Wで、360度に音場が広がるCircle Sound Stageが特徴。内蔵DSPにより家でも車内でも最適な音場特性で再生可能とした。外形寸法は、ドック装着時が約180×90×233mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみが約85×216mm(直径×高さ)。重量は、本体が約540g、ドック部が約120g。

 RDP-NWV25Bは、ウォークマンの音をBluetooth経由で楽しめる小型の球状スピーカー。ツィータとウーファの間にディフューザーパネルを配置し、音を拡散することで360度に音が広がる「Circle Sound Stage」に対応する。カラーはブラック(B)とホワイト(W)の2色。

 また、ウォークマンからRDP-NWV25Bの電源投入ができるBluetoothスタンバイモードも搭載している。WM-PORTは備えていないが、充電専用のUSB端子を装備。ウォークマンやBluetoothヘッドフォン、スマートフォンなどの充電に対応する。Bluetoothの対応プロファイルはA2DP/AVRCP。出力は13W。Boostボタンも装備し、低音もしっかり再生できるという。外形寸法は約145×145×145mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約500g。

RDP-NWV25B
SRS-BTV25

 また、RDP-NWV25Bのスマートフォン向けモデル「SRS-BTV25」も発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18,000円前後。カラーはブラックとホワイトで共通だが、ブラックの外装はマット仕上げに変更されれ、ホワイトモデルの中央部のカラーもグリーンになっている。また、付属充電ケーブルもWM-PORT用ケーブルからマイクロUSBに改められている。


(2011年 9月 13日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]