富士フイルム、26倍ズーム/フルHD動画対応デジカメ

-超解像52倍ズームの「FUJIFILM X-S1」


FUJIFILM X-S1

 富士フイルムは光学26倍ズームレンズを搭載し、フルHD動画撮影にも対応したデジタルカメラ「FUJIFILM X-S1」を12月7日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後。

 プレミアムカメラ「Xシリーズ」の第3弾となり、撮像素子は有効1,200万画素の2/3型EXR CMOSセンサーを採用。高感度・低ノイズ優先と、ダイナミックレンジ優先、高解像度優先の3つの撮影方式を選択できる。フル画素で7コマ/秒の連写も可能。

 動画は最高1,920×1,080ドット/30fpsのMPEG-4 AVC/H.264(MOV)で撮影可能で、動画撮影中のズームにも対応する。

 レンズは光学26倍ズーム(F2.8~F5.6 35mm換算24~624mm)のフジノンレンズで、被写体に1cmまで迫れるスーパーマクロにも対応。レンズの鏡胴内部機構に金属を使用することで、スムーズな操作感を実現したという。超解像技術も搭載し、光学26倍ズームと併用して52倍までのズームが可能な「超解像ズーム」に対応する。

26倍ズームレンズを搭載する
可動式のモニターを採用

 0.47型/144万画素の電子ビューファインダー(EVF)も搭載。3型/46万画素の液晶モニターは上下可動式。JPEGのほかRAW撮影にも対応し、カメラ内RAW現像機能も搭載。フィルムシミュレーションモードでの現像も可能となっている。

 ボディは、シボ革のテクスチャーを施したラバー調コーティングで覆い、モード/コマンドダイヤルはアルミ削り出しで加工。プレミアムな質感を演出したとする。記録メディアはSDメモリーカード(SDXC対応)と内蔵メモリー(約26MB)。バッテリーはリチウムイオン「NP-95」で、撮影可能枚数は約460枚。外形寸法は135×149×107mm(幅×奥行×高さ)、撮影時重量は約945g。



(2011年 11月 24日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]