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【CES】LG、55型で薄さ4mmの有機ELテレビを公開

−ジェスチャーインターフェイスやGoogleTVも


プレスカンファレンスで公開されたLGの55インチ有機ELテレビ

 LGエレクトロニクスは9日(米国時間)、Internation CES 2012の開幕に先駆けてプレスカンファレンスを開催し、55型有機ELテレビを発表した。発売時期や価格については未定。

 重さは7.5kg。薄さ4mm。LGエレクトロニクスが推進する偏光方式の3Dメガネに対応した、立体視対応の有機ELテレビ。

 公開されたテレビは、1ピクセルあたり赤緑青+白(RGB+W)の4サブピクセルから構成。また、「一般的な有機ELディスプレイよりも劇的にローコストな製造手法を採用した」(LG)としており、サブピクセル自体は白色のみで、これにRGBカラーフィルタを組み合わせたものだと推察され、白色有機ELを液晶とドット単位のバックライトとして代用していると思われる。


発表会後、55インチ有機ELテレビの回りには黒山の人だかりが 黒の沈み込みやコントラスト感は圧倒的 薄さは4mmと、ボール紙程度

■ KINECTに似たジェスチャーインターフェイスを発表

3Dデプスカメラ。可視光カメラとマイクも内蔵されテレビ電話的な活用も可能

 LGエレクトロニクスは、テレビのリモコンとして、Wiiリモコンのような赤外線光量で傾きを検出するポインティングデバイス型のリモコン「Magic Remote」を実用化しているが、今回のCESで、Xbox360のKINECTによく似た「3D Gesture Interface」(仮称)を公開するという。

ジェスチャー入力の他、全身を動かして楽しむゲームにも対応

 可視光カメラとデプスカメラを組み合わせたユニットを、テレビの上に載せて、テレビの前に立った人間の動きを認識する。テレビ操作をジェスチャーで行なえるだけでなく、フルボディアクション認識ベースのゲームも楽しめるとのこと。



■ テレビ向けの新チップセット「L9」

 テレビ向けの組み込みチップセットとして「L9」をアナウンス。デュアルコアCPUとクワッドコアGPUからなるL9チップセットは2012年のLG製スマートTVのコアとして採用される。

 従来、LGエレクトロニクスは独自のスマートTVプラットフォームを展開してきたが、2012年は、この中にGoogleTVプラットフォームを組み込んでいく戦略をとる。LGのスマートTVプラットフォームをGoogleTVとしていくのではなく、あくまで1カテゴリとして製品ラインナップに組み込んでいくという姿勢だ。

L9チップセット。ハイエンドのスマートフォンやタブレット向けの組み込み技術をテレビへ GoogleTVのイメージ

■ 84型4K2Kディスプレイも

LGエレクトロニクスは84インチ4K2Kをアピール

 これ以外に、84型の4K2Kディスプレイも公開予定。大画面への要求が強い北米市場などに向けてアピールする。

NANO FULL LED技術で極薄狭額縁液晶テレビラインナップを強化

 さらに、極薄狭額縁テレビのブランド「シネマスクリーン」の最新モデルとして、薄さ28mm、額縁幅約1.0mmのモデルも発表。シネマスクリーンは、基板埋め込み型の極薄直下型バックライトシステム「NANO FULL LED」技術と組み合わせて実現されるという。


■ 新スマートフォンSpectrumはESPNのHDスポーツ放送視聴に対応

 スマートフォン分野では、北米でも4G LTE対応のラインナップ拡充に力を入れる戦略を発表。手始めとして、北米で1月内にVerizon 4G LTE対応で、329ppiの4.5インチIPS液晶パネル採用のAndroidスマートフォン「Spectrum」を発売する。

 このほか、北米地区では高いシェアを持つ白物家電では、350mlの缶ジュースを僅か5分で急速冷却する「Blast Chiller」機能付きの冷蔵庫の新製品ラインナップも公開。このBlast Chiller機能は、今年のCES 2011 Best of Innovations Awardを受賞したとのこと。

Android2.3ベースのハイエンド4G LTEスートフォン「Spectrum」。Android4.0アップグレード保証付き Spectrumは720pリアル表示に対応しているため、ESPNのHDスポーツ番組を過不足なく視聴出来ることがアピールされた 350mlの缶ジュースならば2缶まで、ボトルワインは1本8分でキンキンに冷やせるBlast Chiller機能

(2012年 1月 10日)

[Reported by  トライゼット西川善司]