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ソニー、4Kカメラ「CineAlta F65」を発売。400台を受注

−ハリウッドが新作に採用。ストリンガー氏「4Kの礎」


CineAlta F65

 ソニーは17日、8K CMOSセンサーを搭載した高画質映像制作向けカメラ「CineAlta F65」を全世界で販売開始したと発表した。

 製造第1号機は、米国ハリウッドの大手映像制作機材レンタルハウスであるOtto Nemenz Internationalへ導入。ソニー・オープン・イン・ハワイ開催期間中の2012年1月13日にソニー会長兼社長CEOのハワード・ストリンガー氏よりOtto Nemenz氏への製品引き渡し式典が開催された。

 また、ソニーピーシーエル(ソニーPCL)は同じく17日、4K映像制作サービスの強化を目的にCineAltaカメラの「F65RS」(ロータリーシャッターとNDフィルタ−を搭載したF65)とSRMASTERポータブルレコーダ「SR-R4」を2式導入し、サービスを開始したと発表。CM/映画/展示映像など幅広いジャンルに適しており、より高精細な4K映像を提供可能になったとしている。

 F65は、スーパー35mmサイズ/総画素数2,000万画素の8K単板CMOSイメージセンサーを搭載。有効画素数は1,900万画素。F35を超えるトータルラティチュード14ストップを実現し、暗部の粒状性がよく、ハイライトの白飛びの少ない撮影が行なえることなどが特徴。価格は493万5,000円。

 2011年9月に製品発表され、発売前に約400台を受注。ソニーによれば、少なくとも2つのハリウッドメジャー映画スタジオがF65を映画製作に採用する予定で、カメラが到着次第、新作のプロジェクトが開始されるという。

 ソニーは、これまで4K対応のデジタルシネマプロジェクタや業務用レコーダなどを販売しており、今回、4K対応のCineAltaカメラを市場に投入することで、撮影から編集、上映、視聴まで一連の4Kワークフローが構築されたとしている。

 ハワード・ストリンガーCEOは、「F65の出荷は映像制作者にとって重要な技術の進化を象徴している。F65の技術はソニーがグローバルに展開する4Kの礎となるもので、ソニー以外では実現出来ない、トータルな4K体験を証左するもの」とコメントしている。



(2012年 1月 17日)

[ AV Watch編集部 中林暁]