パナソニック、新規格/Blueooth対応3Dシャッターメガネ

-パッシブ型やHD/30fps Skypeカメラも


 パナソニックは、フルHD 3Dグラス・イニシアチブ規格に準拠したアクティブシャッター方式の3Dメガネ「ER3D4シリーズ」を3月9日より発売する。「TY-ER3D4MW」(Mサイズ)、「TY-ER3D4SW」(Sサイズ)の2サイズが用意され、価格はオープンプライスで、店頭予想価格はMサイズが13,000円前後。

 また、偏光方式の3Dを採用する「VIERA ET5シリーズ」用に、パッシブ偏光板方式の3Dメガネ「TY-EP3D10WB」を3月9日に発売。2個セットで価格はオープンプライス。店頭予想価格は2,000円前後。VIERA/DIGA接続用のSkypeビデオカメラ「TY-CC20W」も3月9日に発売し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は13,000円前後。


■ ER3D4シリーズ

ER3D4シリーズ

 パナソニックやサムスン、ソニー、X6D Limited(XPAND 3D)が設立した3Dシャッターグラス規格であるフルHD 3Dグラス・イニシアチブ規格に準拠。通信方式は赤外線ではなくBluetoothとなり、視聴中に画面から目を離しても、3Dメガネの開閉動作に影響なく、3D映像が楽しめるという。

 「かけやすさ」にこだわった点も特徴で、フレームやレンズ、テンプル(つる)など軽さにこだわった素材や構造を採用。RF方式として世界最軽量の約27gを実現した。Mサイズは大人用、Sサイズは子供用として展開する。視聴可能範囲はテレビ正面約3.2m以内。

 バッテリも内蔵し、USBによる充電に対応。2分の急速充電で約3時間の連続使用が可能が可能で、30分で満充電。連続使用時間は約30時間で、同社従来製品の「EW3D3シリーズ」比で約2割向上している。自動電源OFF機能も備えている。VIERA VT5/DT5/ST5シリーズでの利用時には画面上に電池残量を表示することも可能。

 スイッチはフレーム上部に装備。2Dモードも搭載し、3Dメガネを装着しながらの2D視聴も行なえる。



■ TY-EP3D10WB

TY-EP3D10WB

 VIERA ET5シリーズ専用のパッシブ偏光板方式の3Dメガネ。円偏光方式の偏光フィルターにより、左右の映像を分離するパッシブ偏光板方式を採用する。

 ノーズトップ部を視点にしたテンプル構造により、かけ心地を向上させるとともに、フィルタフレーム部とテンプル部にスペースを設け、眼鏡の上からも装着しやすくした。電池が不要なため、軽量かつ手軽に3D映像を楽しめる。重量は約18g。



■ TY-CC20W

TY-CC20W

 VIERAやDIGAと接続してネットコミュニケーションサービスの「Skype」を介して、ビデオ通話などを楽しむためのアクセサリ。最大1,280×720ドットのハイビジョン映像を撮影し送出可能で、カメラレンズを4層に増やすことで一層鮮やかな映像を実現できるとする。

 また、新LSIを搭載し、フレームレートを30fps(HD時)に向上。HD映像がよりなめらかに利用できるという。本体内蔵の4つのマイクに加え、VIERA内蔵のエコーキャンセル機能によりクリアな音声通話が可能。マイク/カメラ部も従来モデルより幅14%、高さは50%小型化している。

 VIERA/DIGAとの接続はUSBを利用。対応VIERAはVT5/GT5/DT5/ET5/E5シリーズで、2011年モデルについてはファームアップ後に利用可能になるよう計画中。DIGAは2012年モデルのDMR-BZT920/820/720で対応予定。

 上30度、下20度のチルト機能も搭載。外形寸法は180×28×47mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約100g。


(2012年 2月 7日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]