パナソニック、偏光3Dの液晶VIERA「ET5」5機種
-放送転送/もっとTV。シンプルな42型「E5」も
ET5シリーズの55型「TH-L55ET5」 |
パナソニックは、薄型テレビ「スマートビエラ」の新製品として、パッシブ偏光板方式の3D表示に対応した「ET5」シリーズ5機種を3月9日に発売する。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は55型の「TH-L55ET5」が30万円前後、47型の「TH-L47ET5」が20万円前後、42型の「TH-L42ET5」が16万円前後、37型の「TH-L37ET5」が14万円前後、32型の「TH-L32ET5」が12万円前後。
また、シンプルな仕様の42型「TH-L42E5」も4月20日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は14万円前後。
シリーズ | サイズ | パネル | 型番 | 3D | 店頭予想価格 |
ET5 | 55型 | 1,920×1,080 | TH-L55ET5 | パッシブ 偏光板 | 30万円前後 |
47型 | TH-L47ET5 | 20万円前後 | |||
42型 | TH-L42ET5 | 16万円前後 | |||
37型 | TH-L37ET5 | 14万円前後 | |||
32型 | TH-L32ET5 | 12万円前後 | |||
E5 | 42型 | TH-L42E5 | - | 14万円前後 |
偏光3Dメガネの「TY-EP3D10WB」 |
全モデル、倍速のIPSクリアパネルと、LEDの3相バックライトスキャンを採用した液晶テレビ。パネル解像度も全機種1,920×1,080ドット。
新たにスキャン専用の導光板を採用し、バックライト領域を縦方向3ブロックに分割し、映像に合わせてバックライトスキャンを行なうことで、残像感を低減する。コントラストAI機能も搭載し、映像シーンの特徴に合わせてLEDバックライトを制御し、ダイナミックコントラスト200万:1を実現する。
ET5シリーズは、パッシブ偏光方式の3Dに対応し、3Dメガネが1つ付属。別売の3Dメガネと組み合わせて3Dを楽しめる。テレビ側の偏光フィルターとメガネ側の偏光フィルター(円偏光方式)の組み合わせで、左右の映像を分離して3Dを楽しめる。
これに合わせ、3月9日にはパッシブ偏光方式の3Dメガネ「TY-EP3D10WB」も発売される。価格はオープンで、店頭予想価格は2,000円前後(2個入り)。
2D-3D変換機能や3D奥行きコントローラ、3Dシネマスムーサーなどの機能も搭載。また、ネットコンテンツや低解像度コンテンツを滑らかに再生する機能も備えている。フレームはクリスタルフレーム。
LEDの3相バックライトスキャンを採用 | 偏光方式の3Dに対応 |
全モデルに共通する特長として、別売の無線LANアダプタ「TY-WL20」(3月9日発売予定)を接続する事で、無線LANに対応可能。「シンプルWi-Fi」と呼ばれる機能を備えたBDレコーダの「DIGA」と無線LANで直接接続でき、レコーダに録画した番組や、レコーダのチューナで受信したテレビ放送を「放送転送」した映像をテレビで表示できる。
DLNA/DTCP-IPサーバー機能の「お部屋ジャンプリンクサーバー」機能も搭載。VIERAで受信したデジタル放送や、別途テレビに接続したUSB HDDに録画した番組などを、無線LAN経由で送信。お部屋ジャンプリンク対応のテレビやレコーダなどで表示する事ができる。
42型の「TH-L42ET5」 | 37型の「TH-L37ET5」 | 32型「TH-L32ET5」 |
E5シリーズの42型「TH-L42E5」 |
対応クライアントは、お部屋ジャンプリンク対応「VIERA」など。また、クライアント側がVIERAの'12年モデルの場合、お部屋ジャンプリンク再生時でもチャプタスキップやレジューム再生に対応する。
ネットワークサービスの「ビエラ・コネクト」にも対応。アプリを追加し、テレビに機能を付加できる。さらに、民放キー局5社が中心となり、4月にスタート予定のVODサービス「もっとTV」に対応。従来のテレビ放送だけでなく、放送済みの番組や録画を忘れた番組にもリモコンの「もっとTV」ボタンからアクセスできる。テレビ視聴中にもっとTVボタンを押すと、該当放送局のVOD一覧を表示し、その中からおすすめ番組などを案内。見たい番組を選んで、再生できる。また、ジャンルやワード検索、ランキング機能なども備えている。
「もっとTV」に対応 | 付属リモコン。左がET5シリーズ、右がE5シリーズのもの |
チューナは全モデル地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2基搭載し、裏番組の録画が行なえる。
省電力機能として、独自の「エコナビ」に加え、積極的にエコを意識した視聴スタイルが選べる「エコ視聴」機能も備えている。
主な仕様は下表の通り。
品番 | TH-L55ET5 | TH-L47ET5 | TH-L42ET5 | TH-L37ET5 | TH-L32ET5 | TH-L42E5 |
サイズ | 55型 | 47型 | 42型 | 37型 | 32型 | 42型 |
パネル解像度 | 1,920×1,080ドット | |||||
スピーカー | 2.2×7.5cmフルレンジ×2個 | |||||
実用最大出力 | 10W×2ch | |||||
定格消費電力 (待機時消費電力) | 155W (約0.1W) | 89W (約0.1W) | 78W (約0.1W) | 78W (約0.1W) | 72W (約0.1W) | 83W (約0.1W) |
年間 消費電力量 | 119kWh/年 | 89kWh/年 | 78kWh/年 | 73kWh/年 | 63kWh/年 | 74kWh/年 |
入力端子 | HDMI×4 D4×1 (音声はビデオ入力1と兼用) コンポジット×2 | HDMI×3 D4×1 (音声はビデオ入力1と兼用) コンポジット×2 | ||||
出力端子 | アナログ音声×1 (ビデオ入力2と兼用) 光デジタル音声×1 ヘッドフォン×1 | アナログ音声×1 (ビデオ入力2と兼用) 光デジタル音声×1 ヘッドフォン×1 | ||||
その他 | Ethernet×1 USB×3 | Ethernet×1 USB×2 | ||||
外形寸法 (スタンド含む) (幅×奥行き×高さ) | 1,281×282 ×811mm | 1,107×268 ×712mm | 997×247 ×650mm | 874×238 ×580mm | 764×230 ×519mm | 997×247 ×65mm |
重量 (スタンド含む) | 約28.5kg | 約20.5kg | 約17kg | 約13.5kg | 約11.5kg | 約17kg |
(2012年 2月 7日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]