ヒビノ、24bit/192kHz対応FLACプレーヤーを夏に延期

-iBassoと共同開発の「HDP-R10」。ALAC/DSD対応


オーディオプレーヤー「HDP-R10」。背後にあるのが別売のマウントベース。なお、写真は開発中のもので、デザインなどは変更される

 ヒビノインターサウンドは、iBasso Audioと共同開発している、24bit/192kHzのハイレゾ音楽データも再生できるプレーヤー「HDP-R10」の発売について、当初予定していた2012年春から、2012年夏に延期すると発表した。価格は未定。

 OSにAndroidを採用したオーディオプレーヤーで、非圧縮の24bit/192kHz音楽ファイルの再生ができるのが特徴。製品を開発している事は2011年12月に発表しているが、今回、その時よりも詳細な仕様が明らかになっている。

 対応フォーマットはDSD(DSF)、FLAC、ALAC(Apple Lossless)、AIFF、AAC、WAV、WMA、OGG、APE、MP3などを予定。アップサンプリング機能も備えるほか、ライン出力、デジタル出力×2系統も備え、アップサンプリングした音声を出力できる。

 DACはカナダESS Technologyの32bit DAC「SABRE32 Reference audio DAC ES9018」を搭載し、I2S伝送にて接続している。また、I/V変換には、高精度・低歪みのオペアンプをLR独立して搭載予定としている。

 ヘッドフォンアンプ部には、TIのオペアンプ「OPA627」と、高速バッファ「BUF634」をLR独立して搭載するという。

 本体に64GBのメモリを内蔵するほか、microSDカードスロットも装備。USB端子も備えている。無線LAN機能も内蔵。4,800mAhのリチウムポリマーバッテリを搭載する。ヘッドフォン出力は標準とステレオミニの2系統。

 また、高剛性、無振動、無共振を追求したという、アルミニウム合金モノブロック削り出しマウントベースがオプションで用意される。


(2012年 4月 26日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]