クリエイティブ、SoundBlasterブランドのUSBスピーカー
-上位機はBluetooth対応。音質カスタマイズも
左からSBX 8、SBX 10、SBX 20 |
クリエイティブメディアは、SoundBlasterブランドのスピーカー「Sound Blaster Axxシリーズ」を6月下旬より順次発売する。マイクも内蔵し、独自のオーディオ処理LSI「SB-Axx1」により、高音質化や各種エフェクト、ノイズキャンセルなどを実現。上位モデルの「SBX 20」と「SBX 10」はBluetoothを搭載する。価格はオープンプライスで、直販価格は9,800円~19,800円。
製品名 (型番) | Bluetooth | 発売時期 | 直販価格 |
Sound BlasterAxx SBX 20 (SB-AXX-SBX20) | ○ | 8月頃 | 19,800円 |
Sound BlasterAxx SBX 10 (SB-AXX-SBX10) | 7月頃 | 14,800円 | |
Sound BlasterAxx SBX 8 (SB-AXX-SBX8) | - | 6月下旬 | 9,800円 |
左からSBX 8、SBX 10、SBX 20 | SBX 10、SBX 20はBluetoothに対応 | SBX 20 |
SB-Axx1 |
全モデルがUSBスピーカーとして利用できるほか、SBX 20/10ではデュアルマイクアレイ、SBX 8は高品質マイクを搭載し、高品位なSkype通話などボイスコミュニケーション機能も搭載する。
クアッドコアプロセッサ「SB-Axx1」を内蔵し、高域補正「SBX Crystalizer」やバーチャルサラウンド「SBX Surround」などの様々なオーディオ技術を実現する。主な機能は以下のとおり。
- SBX Crystalizer
MP3などの圧縮音源で失われる自然なダイナミックレンジを適切に戻し、音質を向上。ゲームや映画でもリアル感を向上 - SBX Surround
バーチャルサラウンド - SBX Smart Volume
音楽や映画、ゲームにおいて急激な音量レベルの変化を測定し、自動的に最適なレベルへ調整。Night Modeは爆発音などのインパクトを下げることで、夜間などでも楽しめる - SBX Dialog Plus
映画やゲームの音声パートの出力を向上して会話をクリアに表現 - SBX Bass
欠如した低周波トーンを加えることにより、さらなるインパクトを与え、エンターテインメント体験向上
また、「Crystal Voice」テクノロジーを搭載。ボイスコミュニケーション用に以下の機能を集約している。
- Acoustic Echo Cancellation
ハンズフリー通話などスピーカー使用時に発生しやすい、エコーを低減 - Noise Reduction
マイクから混入するバックグラウンドノイズを継続的かつ効果的に低減 - Smart Volume
ボイス音量を自動的にノーマライズすることで、ある一定の距離であれば、マイクからの距離を気にすることなく会話を行なうことができる - Voice Focus(SBX 20/10のみ)
マイク正面の集中的なボイスキャプチャー、またはより広範囲からの集音を調節することができる - VoiceFX
面白いアクセントを作り出したり、男声から女声やモンスターボイス、ロボットボイスなど完全に別人になったりと、様々な効果で話し手の音声を別のキャラクターへとボイスチェンジ
パソコンとUSB接続し、Sound Blaster Axxコントロールパネルから、コントロール可能。音量のほか、SBX Pro StudioやCrystal Voiceの各機能をパソコンから調節できる。電源はUSBから供給する。本体上部には静電式のタッチコントロールパネルを装備している。
また、SBX 20/10ではBluetooth接続したスマートフォンやタブレットからの操作も可能。iOSとAndroid用にアプリ「Creative Central」を提供し、スマートフォン内の音楽再生やコントロールが行なえる。SBX 20/10はBluetooth 2.1+EDRに準拠し、対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP。オーディオコーデックはAAC(iOSのみ)とSBC。
iPad用のCreative Central |
全3モデルで、USBのほかAUX入力(ステレオミニ)とヘッドフォン出力を装備。外形寸法/重量はSBX 20が約109.8×97×400.2mm(幅×奥行き×高さ)/約1.9kg、SBX 10が90.6×80.3×295.7mm(同)/約0.8kg、SBX 8が約64.4×57×166.1mm(同)/約0.3kg。バッテリは内蔵していないが、USBバスパワーのため、市販のモバイルバッテリなどを使うことで、電源ケーブル接続なしでも利用できる。
(2012年 6月 6日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]