イメーション、TDKブランドで約8,800円のTV用スピーカー

-37型以上向けでも約9,800円。独自技術で低音再生


テレビの前に設置した利用イメージ

 イメーションは、TDK Life on Recordブランドのテレビ用バースピーカー「SP-XATV900」と「SP-XATV1000」を今夏に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、32型テレビ用の「SP-XATV900」が8,800円前後、37型以上のテレビ用「SP-XATV1000」が9,800円前後。

 1万円を切る、低価格なテレビ用バースピーカー。簡単・手軽に薄型テレビの音質を向上させる事をコンセプトとした製品で、接続のしやすさやシンプルな機能が特徴。音質を追求しつつも価格を抑えている。2機種の違いはサイズのみで、主な機能は同じ。

 テレビラックの天面、テレビスタンドの前や、テレビラックの棚などへの設置を想定。筐体の左右に6.5cm径のフルレンジユニットを左右各1基搭載。ユニット背面から発せられる低音波を、内部のダクトで繋ぎ、筐体中央でその音波がぶつかるような構成になっている。これにより、低音のエネルギーが増幅され、薄型筐体ながら、力強い重低音や、厚みのある低域が表現できるという。


 テレビとの接続はアナログステレオミニのみで、HDMIなどは備えていない。テレビのヘッドフォン端子などに接続するだけで、利用できる。

 また、ボリュームなども備えておらず、音量調整は全てテレビから行なう。そのため、リモコンも無く、リビングでのリモコン増加を嫌う人や、複雑な操作が苦手な人にも訴求する製品となっている。


横長のバースタイルスピーカー奥行きは84mm、高さは67mmステレオミニで、テレビのヘッドフォン出力などと接続する

 電源は、音声入力があると自動的にONになり、音声が無くなると5分後に自動的にOFFになる。

 サウンドモードは「スタンダード」、「シネマ」、「ボイス」の3つを用意。シネマは音の広がりや臨場感をアップさせるモード、ボイスはセリフや人の声などを聞き取りやすくするモード。モードの切替は、本体前面のボタンで行なう。

 電源は付属のACアダプタ。内蔵アンプの最大出力は10W×2。定格インピーダンスは6Ω。外形寸法と重量は、XATV900が約771×84×67mm(幅×奥行き×高さ)、2.3kg。XATV1000が約901×84×67mm(同)で、約2.6kg。

フロントパネルのボタンでサウンドモードを切り替えられる

(2012年 6月 14日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]