シャープ製「GALAPAGOS」タブレット、AQUOS連携強化

EB-A71GJ-B

　シャープは14日、「GALAPAGOS」タブレット端末のAndroid 4.0(Ice Cream Sandwich/ICS)へのバージョンアップについて、アップデートの日程を6月27日と発表。さらに、強化される機能の詳細も発表した。

　4.0へのバージョンアップは4月に発表していたが、その際は日程を「6月下旬」としていた。対象機種は「EB-A71GJ-B」(WiMAX内蔵モデル)、「EB-W700G」(法人向け専用モデル)。イー・モバイルの「GALAPAGOS(A01SH)」も同様のアップデートが予定されており、詳細はイー・アクセスのWebサイトに掲載予定。

　4.0にアップデートする事で、液晶テレビAQUOSとの連携機能を強化。シャープ製スマートフォン向けに提供している「スマートファミリンク」機能が、タブレットでも新たに使用できるようになる。

　「スマートファミリンク」のウィジェットが追加され、各アイコンを選ぶ事で、タブレットに保存した静止画、動画、音楽をAQUOSで表示できるほか、タブレットで閲覧しているWebサイトのURLをAQUOSに送信し、AQUOS側のブラウザで表示させる事もできる。他にも、ネットワークHDDなど、LAN内のストレージに保存した静止画、動画、音楽をタブレットで再生できるようになる。

タブレットに保存した静止画、動画、音楽をAQUOSで表示できる

　なお、スマートフォン向けのスマートファミリンクで実現しているが、タブレットでは省かれている機能は、「AQUOSインフォメーション機能」(メディアタブレットへのメール着信を、視聴中のAQUOSの画面にお知らせする機能)と、AQUOSブルーレイに保存されている動画(録画されたコンテンツも含む)や静止画、音楽をメディアタブレットで視聴したり、AQUOSに移動させたり、AQUOSで視聴する機能はの2点。

　「スマートファミリンク」以外でも、4.0にアップデートする事で、基本的な操作方法や標準搭載アプリがAndroid 4.0の仕様に準じたものになる。具体的には、ロック画面からのカメラアプリ起動や、通知表示からのアプリ直接起動が可能。ホーム画面のアイコンを重ねる事で、フォルダ化もできるようになる。

　カメラアプリでは、顔を変形させる動画撮影や、静止画でのパノラマ撮影機能を追加。マルチタスクで選択できるアプリを簡単に削除する機能、ウィジェット対応アプリの追加、オフライン保存機能などWebブラウザの強化、microSDメモリーカード内のメディアファイルへの直接アクセス、スクリーンショット撮影機能も追加される。

　なお、4.0にすることで、従来用意されていたアプリ「ファイルブラウザ」は廃止される。

カメラアプリで、変形させた顔の動画撮影や、静止画でのパノラマ撮影が可能に	ロック画面からカメラを起動	アプリリストから、マルチタスクで起動中のアプリを簡単に削除できるようになった