エプソン、iPhone/iPadと連携できる液晶プロジェクタ

-Androidアプリも夏公開。モバイルモデルなど


EB-1945W

 エプソンは、ビジネス向けの液晶プロジェクタ10機種を6月29日より順次発売する。ラインナップは、「モバイル」モデル4機種、「多機能パワー」モデル4機種、「スタンダード」モデル2機種。

 価格はオープンプライスで、想定価格はモバイルが8万円台後半~17万円台後半、多機能パワーが26万円台中盤~28万円台後半、スタンダードモデルは3万円台後半~4万円台後半。

 モバイル/多機能パワーの製品はEthernetを備え、ネットワーク接続に対応。iOSアプリ「Epson iProjection」と連携できる。iPhone/iPod touch/iPadのプレゼンテーション資料(Word/Excel/PowerPointなど)やPDF、JPEG/PNG画像などをiOS端末から無線LAN経由でプロジェクタに転送可能。また、プロジェクタの入力切替やAVミュート、音量調節などの操作も行なえる。2012年夏にAndroid版アプリも提供予定としている。

 いずれの製品もHDMI出力を装備するほか、USBディスプレイにも対応する。多機能パワーモデルには、DisplayPortも搭載。


発売日種類型番パネル解像度/明るさ/重量想定価格
6月29日モバイルEB-1776WWXGA/3000ルーメン/1.7kg17万円台後半
EB-1771WWXGA/3000ルーメン/1.7kg15万円台後半
EB-1761WWXGA/2600ルーメン/1.7kg10万円台後半
EB-1751XGA/2600ルーメン/1.7kg8万円台後半
多機能パワーEB-1965XGA/5000ルーメン/3.9kg28万円台後半
EB-1960XGA/5000ルーメン/3.7kg26万円台中盤
EB-1945WWXGA/4200ルーメン/3.9kg28万円台後半
EB-1940WWXGA/4200ルーメン/3.7kg26万円台中盤
7月25日スタンダードEB-S12HSVGA/2800ルーメン/2.3kg4万円台後半
EB-S02HSVGA/2600ルーメン/2.3kg3万円台後半


■ モバイルモデル

EB-1776W

 3LCDプロジェクタで世界最薄という薄さ44mmを実現したモデル。プロジェクタ本体とリモコン、ケーブル類を収納して持ち運べるソフトキャリングケースも付属する。

 上位モデルのEB-1776Wは、映像補正機能の「ピタッと補正」が進化。設置して電源を入れれると傾きや移動を検知して、映像が途切れることなく自動で縦横の台形補正とフォーカスを調整する。スクリーン投写時に、自動で枠に合わせる「フレームフィット」ボタンも備える。EB-1771W/1761W/1751は、「タテ自動台形歪み補正」や「ヨコ台形歪み補正」を搭載。


型番EB-1776WEB-1771WEB-1761WEB-1751
明るさ3,000ルーメン2,600ルーメン
コントラスト比2,000:1
液晶パネル0.59型0.55型
光学ズーム倍率1.2倍
映像入力HDMI、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、
コンポジット、USB
音声入力ステレオミニ
スピーカー1W
消費電力
(ノーマル/エコ)
322W/212W293W/212W322W/212W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
292×210×44mm
重量1.7kg


■ 多機能パワーモデル

EB-1965

 明るさ5,000ルーメン(EB-1965/1960)、4,200ルーメン(EB-1945W/1940W)に対応し、広い会議室でも使えるというモデル。EB-1945WとEB-1965は、オプションの「ELPAP07」を加えることで無線LAN接続も可能。

 EB-1945W/1965には、進化した「ピタッと補正」を搭載。EB-1960/1940Wには、「スライド式ヨコ台形補正」を搭載する。


型番EB-1945WEB-1965EB-1940WEB-1960
明るさ4,200ルーメン5,000ルーメン4,200ルーメン5,000ルーメン
コントラスト比3,000:1
液晶パネル0.59型0.63型0.59型0.63型
光学ズーム倍率1.6倍
映像入出力入力:HDMI、DisplayPort、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、
コンポジット、USB
出力:アナログRGB(D-Sub 15ピン)
音声入出力入力:アナログRCA×1、ステレオミニ×2
出力:ステレオミニ
スピーカー10W
消費電力
(ノーマル/エコ)
353W/258W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
377×271×93mm
重量3.9kg3.7kg


■ スタンダードモデル

EB-S12H

 A4サイズ/約2.3kgのモデルで、ビジネスでもホームでも気軽に大画面を導入できるという。なお、ネットワーク接続やiPhone連携には対応しない。

 EB-S12Hは、「ピタッと補正(スライド式ヨコ台形補正)」を搭載。両機種ともに、プロジェクタの電源を入れて置くだけで「タテ自動台形歪み補正」が作動、本体の傾きを検知してスクリーンに投写される映像の台形歪みを自動調整する。


型番EB-S12HEB-S02H
明るさ2,800ルーメン2,600ルーメン
コントラスト比3,000:1
液晶パネル0.55型
光学ズーム倍率1.35倍
映像入力HDMI、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、S映像、コンポジット
音声入力アナログRCA×1
スピーカー2W
消費電力
(ノーマル/エコ)
283W/234W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
295×228×77mm
重量2.3kg


(2012年 6月 29日)

[AV Watch編集部 中林暁]