デノン、CD/ラジオ/iPod対応小型コンポ「RCD-M39」

-一体型で44,940円。小型スピーカー「SC-M39」も


コンポ、スピーカーともにブラックモデルの場合

 デノンは、CDプレーヤー、ラジオ、アンプ機能を一体化し、iPod/iPhoneなどのデジタル接続にも対応した小型コンポ「RCD-M39」を8月上旬に発売する。価格は44,940円。カラーはブラック(K)とプレミアム・シルバー(SP)の2色。

 さらに、組み合わせを想定したブックシェルフスピーカー「SC-M39」も8月上旬に発売。価格はペアで18,690円で、カラーはブラック(BKEM)と木目(CWEM)を用意する。このコンポとスピーカーは「D-M39」シリーズとして販売される。


iPod/iPhone接続も可能

 一体型コンポには、CDプレーヤー、FM/AMラジオ、32bit/192kHz対応DAC、アンプを内蔵。さらに、前面にUSB端子を備え、第5世代以降のiPod、iPhoneの接続に対応。音楽データをデジタル伝送でき、コンポのオーディオ回路で処理する事で、高音質な再生ができるという。接続したiPod/iPhoneの充電も可能で、コンポがスタンバイモードに入っても充電中であれば充電を継続し、完了するとコンポも自動的にスタンバイモードに移行する。

 さらに、USBメモリなどに保存したMP3/WMAファイルの再生に対応。音楽ファイルは、CD-R/RWに記録したものも再生できる。

 内部回路は音声信号を忠実に再生するため、シンプル・ストレートな設計。デジタルとアナログの相互干渉を抑える分離設計を採用し、デジタル部の電源をディスクサーボ・USB用とDAC部用に分離。CDメカには、従来と比べ、ディスクの回転振動を40%改善した新開発メカニズムを採用している。

 アンプ部の最大出力は30W×2ch(6Ω)。適合スピーカーのインピーダンスは6~16Ω。入出力端子として、USB、光デジタル入力、アナログ音声入力、ヘッドフォン出力を各1系統装備。サブウーファ出力も用意する。外形寸法は210×308×115mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4kg。消費電力は70W(待機時約0.3W)。

 スピーカーは2ウェイ2スピーカーのバスレフ型。ヨーロッパのサウンドデザイナーとデノンのエンジニアがコラボし、試聴とチューニングを繰り返して開発したという。

 ユニットは2.5cm径のソフトドームツイータと、12cm径のコーン型ウーファを採用。ツイータのドーム内部には空気の熱膨張を防ぎ、振動板のセンタリングを一定に保つためのベンチレーションホールを設けている。ウーファの磁気回路にはアルミショートリングを追加し、電流歪を抑えたクリアな再生を実現したという。

 再生周波数帯域は45Hz~40kHz。クロスオーバー周波数は3kHz。インピーダンスは6Ω。外形寸法は145×234×238mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.5kg。スピーカーターミナルはバナナプラグ対応。



(2012年 7月 23日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]