ドコモ、「GALAXY Note」をAndroid 4.0にアップデート

-顔認証機能などを追加。ワンセグ起動不具合の修正も


GALAXY Note SC-05D

 NTTドコモは、8月以降に順次行なうと事前告知していた、Xi対応Android端末「GALAXY Note SC-05D」のAndroid 4.0へのアップデートを、9月6日より開始すると発表した。

 アップデートにより、Androidのバージョンは従来の2.3から4.0.4になる。主な更新内容として、顔認証で画面ロックが解除できる「フェイスアンロック」機能に対応。メニューの変更やバッテリー残量表示などにも対応する。追加のアプリは、サムスンが提供するノート作成アプリ「Sノート」やドコモが提供する「iコンシェル」、「SDカードバックアップ」など。また、動画を別ウィンドウで再生できる「ポップアッププレイ」機能や、電話のダイヤルボタン/キーボードなどの左右位置を片手操作用に調整できる機能を追加するなど、操作性の向上も図られている。そのほか、アップデートによりBluetoothのバージョンが、Bluetooth 3.0+HSからBluetooth 3.0+EDRに変更される。

 また、特定のエリアにおいてGガイド番組表アプリからワンセグが起動できない不具合の修正も行なわれる。

 アップデートは手動更新が必要で、必要な容量は約400MB以上。更新回数と所要時間は、端末から無線LANに接続して行なう場合は2回必要で、約35分。1回目の更新は3G回線/Xiでも可能としている。パソコンと接続して更新する場合は1回で完了でき、約50分。事前にパソコンへ専用ソフト「Samsung Kies」をインストールしておく必要がある。

 なお、今回のアップデートでAndroid 4.0にバージョンアップすると、プリインストールされている「Flash Player」は削除される。更新後も利用する場合は、本体のアップデート前にGoogle Play(旧Android Market)で最新版の「Flash Player」に更新しておく必要がある。

 「GALAXY Note」は、「スマートフォンとタブレットの中間サイズ」として5.3型/1,280×800ドットの有機EL「SUPER AMOLED」を採用している。指でのタッチ操作のほか、付属のスタイラスペン「S Pen」を使った手書き入力が可能なことが特徴で、日本語の漢字/ひらがな/カタカナにも対応。ブラウザなどの文字入力に利用できる。

 映像/音楽のDRM「PlayReady」コンテンツが再生可能。DLNAサーバー対応だがDTCP-IPには非対応。またフル画面表示できるワンセグを搭載するが、モバキャス(NOTTV)には非対応。カメラは外側が810万画素で、フルHD動画撮影も行なえる。記録メディアは最大32GBまでのmicroSD/SDHC。無線LANテザリングも可能で、8台までの機器と通信できる。


(2012年 9月 6日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]