ティアック、DSD対応ハイレゾ音楽ソフトのベータ版

　ティアックは、DSD 5.6MHz、PCM 384kHzに対応した音楽再生ソフトウェア「TEAC HR Audio Player」を無料で公開した。WindowsやMacintoshでの利用が可能で、UD-501などティアック製USB DACとの組み合わせで利用できる。現時点での対応機器はUD-501のみで、「対応製品以外では動作しない」とのこと。

TEAC HR Audio Player(Windows版)	TEAC HR Audio Player(Mac版)

　対応音楽フォーマットはDSD 5.6/2.8MHz(DSF、DIFF)や384kHzまでのPCM(WAV)、FLAC、MP3。対応OSはWindows XP/Vista/7/8とMac OS X 10.5以降。

　これまでのDSDプレーヤーソフトは専門的なものが多かったが、TEAC HR Audio Playerでは、インストール後に設定画面で接続した機器を選択するだけで利用できる点が特徴。画面表示を簡略化し、CPU負荷を軽減することでスムーズな再生を実現しているという。

　Windowsの場合は、ASIO 2.1とDoP(DSD over PCM)方式でのDSDネイティブ再生をサポート。「音質を追い込みたい」ユーザー向けに、データをパソコン側のメモリに読み込むことでCPUの負荷変動による音質劣化を避けるRAMバッファ再生機能も備えている。MacはDoPのみの対応となる。

　プレイリストの作成や保存、読み込みに対応。リピート、シャッフル再生も行なえる。なお、ベータ版となっており、正式版(Ver.1.0)の公開は12月上旬を予定している。