zionote、約300時間動作のJL Acousticポータブルアンプ

アナログ音声をMCUでデジタル増幅。「BAB3-JE」など


 zionoteは、JL Acoustic Labs製のポータブルヘッドフォンアンプ2モデルを12月18日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「BAB1-XA」が27,800円前後、「BAB3-JE」が39,800円前後。

BAB1-XABAB3-JE

 いずれも、ステレオミニ入出力のポータブルヘッドフォンアンプ。オペアンプやディスクリート回路などを使わず、増幅をMCU(Micro Control Unit)で行なうことが特徴。低ノイズと高効率/省電力を実現し、300時間近く動作できるという。

 入力されたアナログ音声をMCUでデジタルに変換後、デジタル音声データを解析して周波数帯別に分割。低音から高音までそれぞれに最適な音響処理と増幅処理を独自のSFC(Sound Field Contol)によって行なう。その後、再度アナログに変換して出力する。独MUNDORFのカップリングコンデンサなどの高品質パーツも採用する。

 両機種の違いは、BAB1がシングルコア、BAB3がデュアルコアのMCUを搭載する点。BAB3は分割処理の周波数帯がより細やかで、プロセスコードもBAB1の約3倍としている。

 共通の仕様として、出力は200mW(16Ω)、160mW(32Ω)、80mW(200Ω)、16mW(300Ω)。外形寸法は5.5×10.5×2.8cm(幅×奥行き×高さ)、重量は約125g。充電はUSB経由で行ない、充電時間は約4時間。ゴムバンドやゴムフット、ステレオミニケーブル、ケースなどが付属する。

MCUでデジタル変換/処理を行なう独MUNDORFのカップリングコンデンサを搭載BAB1-XAの前面


(2012年 11月 30日)

[AV Watch編集部 中林暁]