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東芝、1080/60fps動画対応のコンデジ向け裏面照射CMOS

1/2.3型で2,000万画素、720pで100fpsも。'13年夏に量産

TCM5115CL

 東芝は、1/2.3型2,000万画素の裏面照射型CMOSセンサー「TCM5115CL」を開発。2013年1月よりサンプル出荷を行ない、2013年夏に量産を開始する。

 コンパクトデジタルカメラ向けの1/2.3型で業界最小となる1.2μmサイズの画素を採用し、業界最高解像度という2,000万画素を実現。また、独自の画素設計技術とプロセス技術により、従来の1,600万画素製品(画素サイズ1.34μm)と比べて、飽和電子数(単位画素あたりで蓄積可能な最大電子数)を単位面積あたり15%改善。より鮮明な画像を実現するという。

 動画撮影においては1080pモードで60fps、720pモードで100fpsに対応。HD動画の高フレームレート撮影や、より滑らかな動画のスロー再生が行なえる。静止画は2,000万画素/10bit RAWで30コマ/秒。

 同社は今後もコンパクトデジタルカメラ向けのCMOSセンサーの開発と販売を強化し、2015年度には市場シェア30%を目指すという。

(中林暁)