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ネット経由でTV視聴できるiPhone/iPad用チューナ

ソフトバンクBB発売。屋外視聴も。3G/LTEは非対応

「エリアフリー 録画対応デジタルTVチューナー」(SB-TV04-WRIP)

 ソフトバンクBBは、SoftBank SELECTIONの新製品として、iPhoneやiPadで、家の中だけでなく、屋外でも地上/BS/110度CSデジタル放送の視聴を可能にする「エリアフリー 録画対応デジタルTVチューナー」(SB-TV04-WRIP)を1月25日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は19,800円。ピクセラ製。

 なお、チューナに録画用の500GB HDD(既発売)をセットにしたモデルも直販サイトで用意。通常セットで29,760円のところ、1月23日現在、新発売記念として24,800円で予約を受け付けている。

SB-TV04-WRIP
iPhone 4Sと並べたところ

 昨年7月に発売された「録画対応デジタルTVチューナー」(SB-TV03-WFRC)の後継モデル。新機能として、インターネットを介した3波デジタル放送の視聴に対応。家に設置したチューナで受信している番組や、録画した番組(番組録画には別途HDDが必要)、番組表を、インターネットを経由し、屋外のiPhone/iPadで視聴できる。

 ただし、その際は無線LAN接続が必要で、3G/LTE通信で視聴する事はできない。快適に利用するためには、チューナが接続するネットワークの上り回線、iPhone/iPadが接続する下り回線、どちらも1Mbps以上の帯域が必要。なお、後述する視聴用アプリ「エリアフリ―TV」をチューナ購入前にiPhone/iPadにダウンロードすると、利用環境テストが可能。外出先から利用できるかどうかテストしてから購入する事ができる。

 画質は高画質、標準画質、低画質、低速回線用画質の4段階を用意。高画質モードでは1,280×720ドット、約4Mbpsで「HD相当の画質」、標準画質では約1.5Mbpsで「DVD相当」、低画質/低速回線用画質では解像度を落とし、レートはそれぞれ約800kbps、約300kbpsに抑えられているが、フレームレートは30fpsを維持。15fpsのワンセグと比べ、滑らかな映像が楽しめるという。

 利用シーンとして、例えば海外旅行先のホテルで無線LAN接続し、日本の家にあるチューナで録画した番組を再生するといった使い方が可能になる。なお、現在のところ、従来モデル(SB-TV03-WFRC)をアップデートし、インターネット配信を可能にする予定は無いという。

 SoftBank SELECTIONで発売されてきたこれまでのピクセラ製チューナでは、無線LAN経由でのデジタル放送視聴を実現するため、番組を独自形式に暗号化して伝送してきたが、新モデルでもこれを踏襲。DTCP+は使用していない。

 また、チューナがある自宅のIPアドレスと、外出先のiPhone/iPadとのIPアドレスマッチングは自動で行なわれるため、外出先でアプリを起動するだけで視聴できる。ただし、製品の仕様開始時に、チューナとiPhone/iPadとを紐付ける登録作業が必要。1台のチューナに対して、複数のiPhone/iPadを登録する事は可能だが、同時に接続できるのは1台までとなる。

都内の編集部で、大阪の放送を受信しているところ
タッチ操作で放送局や、地上/BS/110度CSの切り替えが可能なUI
録画番組も同じUIから選択・再生できる
番組表で番組を選び、録画予約も可能
画質設定画面
家に置いてあるチューナからの映像を、屋外で視聴できる

 対応機器は、iOS 5.1/6.0を搭載した、iPhone 4/4S/5、第2〜4世代iPad、第5世代iPod touch。なお、iPhone 4で視聴は可能だが、動作が不安定な場合があるという。

iPad miniで使用しているところ
チューナの背面端子部

 チューナには3波のダブルチューナを搭載。別途、USB HDDを接続する事で、録画にも対応する。ダブルチューナであるため、裏番組の録画も可能。録画している最中に、外出先から別の番組を視聴する事も可能。録画中番組の追いかけ再生にも対応する。

 対応HDD容量は2TBまで。2TBの場合、地デジを高画質モードで約260時間、標準画質で約560時間録画が可能。動作確認済みの対応HDDは、SoftBank SELECTIONオンラインショップで公開している。

 番組表と裏番組表も備えており、番組表から予約録画も可能。これらは外出先から接続している時も、家の中で使っているものと同じインターフェースが利用できる。

 iPhone/iPadで視聴するためのアプリ「エリアフリ―TV」(StationTV i)を、App storeで無料配布する。チューナに内蔵している無線LANは、IEEE 802.11a/b/g/nに対応。2.4GHz帯と5.2GHz帯のどちらも使用できる。外形寸法は、スタンド無しの状態で約170×150×35mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約310g。

エリアフリーTV(StationTV i)の起動画面と、アイコン

 なお、チューナとデザインをマッチさせた専用の録画用HDD「SB-HD01-ORST/WH」も用意。容量は500GB。これは、従来モデル向けに既に発売されているもので、新モデルでも同じものが利用可能。前述のように、セット販売も行なわれる。

 チューナ本体と共に、縦置き、横置きどちらにも対応し、本体と一体化させてスッキリ収納できる。このHDDの接続もUSBだが、iVDRカートリッジを採用したHDDになっており、HDD容量がいっぱいになった場合、iVDRカートリッジを交換する事でさらに録画ができるのが特徴。スタンド無しの外形寸法は170×150×26mm(幅×奥行き×高さ)。

専用の録画用HDD「SB-HD01-ORST/WH」
チューナとHDDを縦置したところ

(山崎健太郎)