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富士フイルム、0.05秒高速AFやフルHD動画対応「FinePix」
無線LAN連携や光学50倍ズームも
(2013/1/30 20:54)
富士フイルムは、デジタルカメラ「FinePix」シリーズを一新。5モデルを2月23日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円~55,000円前後。
光学50倍ズームレンズ搭載の「FinePix SL1000」などを用意し、SL1000以外の各モデルは、新画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」を搭載し、AF速度の大幅な高速化や高速連写に対応。F900EXRでは、同プロセッサと新開発のEXR CMOS IIの組み合わせで世界最速という0.05秒の超高速AFを実現したとする。全モデルでフルHDの動画撮影に対応する。FinePix 900EXRとFinePix Z2000EXRの2モデルが無線LANによるスマートフォンなどとの連携機能を備えている。
型番 | 特徴 | 発売日 | 店頭予想価格 |
---|---|---|---|
FinePix HS50EXR | 0.05秒高速AF 光学42倍ズーム バリアングル液晶 | 2月23日 | 55,000円前後後 |
FinePix SL1000 | 光学50倍ズーム 高速AF | 45,000円前後 | |
FinePix F900EXR | 0.05秒高速AF 光学20倍ズーム Wi-Fi | 3月9日 | 4万円前後 |
FinePix F820EXR | 光学18倍ズーム 高速AF | 3万円前後 | |
FinePix Z2000EXR | 薄型+光学5倍ズーム 高速AF Wi-Fi | 25,000円前後 |
FinePix HS50EXR
フジノン光学42倍ズームレンズ(F2.8~5.6、35mm換算24mm~1,000mm相当)と「EXRプロセッサーII」を搭載したデジタルカメラ。撮像素子は新開発の1/2型 1,600万画素「EXR CMOS IIセンサー」で、センサー上に位相差画素を配置した、撮像面位相差AFにより、世界最速の0.05秒という高速なAFを実現した。
独自のEXR技術を利用し、108パターンから最適な撮影条件をカメラが自動選択する「プレミアムEXR AUTO」も搭載。また、1,920×1,080ドット、60fpsの動画撮影に対応。記録方式はMPEG-4 AVC/H.264のMOVで、記録メディアはSDメモリーカード(SDXC対応)。480コマ/秒のハイスピード撮影にも対応する。動画撮影専用ボタンも背面に独立設置している。
液晶モニターはバリアングル式の3型92万画素で、ビデオカメラのように自由なアングルで撮影できる。撮影枚数は約500枚。外形寸法は134.9×145.9×101.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約808g(バッテリ/メモリーカード含む)。
FinePix F900EXR
FinePix F900EXRは、フジノン20倍ズームレンズ(F3.5~5.3、35mm換算25mm~500mm)と1/2型 1,600万画素「EXR CMOS II」、EXRプロセッサーIIを搭載し、世界最速0.05秒の高速AFを実現したデジタルカメラ。撮像面位相差AFにより、高速なAFを可能とした。カラーはブラック、レッド、シャンパンゴールド、ネイビーブルーの4色。
超解像技術により最高40倍ズームに対応。CMOSシフト式の手ブレ補正も備えている。108パターンから最適な撮影条件をカメラが自動選択する「プレミアムEXR AUTO」を搭載する。
1,920×1,080ドット、60fpsの動画撮影に対応。記録方式はMPEG-4 AVC/H.264のMOVで、記録メディアはSDメモリーカード(SDXC対応)。480コマ/秒のハイスピード撮影にも対応する。ワンプッシュで動画撮影できる動画切り替えボタンを備えている。
無線LAN(Wi-Fi)も内蔵し、スマートフォンやタブレットなどと連携可能。アプリの「FUJIFILM Camera Application」により最大30枚までの画像をカメラ内で選択してスマートフォンなどに一括転送できる。動画の転送にも対応する。
撮影画像を友人とシェアできる画像受信専用アプリケーションソフト「FUJIFILM Photo Receiver」により画像の送信に対応する。無線LAN接続のパソコンとの連携も可能で、カメラで「PCで保存」を選択することで、カメラ内のデータを簡単にパソコンにバックアップできる。また、赤外線通信IrSimple/IrSSに対応した携帯電話にも画像を送信できる。
パノラマ撮影機能やアート表現を楽しめるアドバンストフィルターにも搭載。インテリジェントブレ防止などの機能も備えている。
液晶モニターは3型92万画素。撮影枚数は約260枚。外形寸法は105.1×36×61mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約232g(バッテリ/メモリーカード含む)。
FinePix F820EXRはフジノン18倍ズームレンズや、1,600万画素EXR CMOSセンサー、EXRプロセッサーなどを搭載したモデル。AF速度は最速0.21倍。フルHD動画撮影に対応する。無線LAN機能は備えておらず、カラーはレッド、ブラック、ホワイト、オリーブの4色。
FinePix SL1000
広角24mmからのフジノン光学50倍ズームレンズ(F2.9~F6.5、35mm換算24mm~1,200mm)を装備したデジタルカメラ。最適な画像処理を行なう超解像技術との組み合わせで、100倍までのズームが可能という。レンズシフト式手ブレ補正機能も備えている。
撮像素子は1/2.3型1,620万画素のCMOSで、ISO12800での撮影に対応。AF速度は最短0.2秒。最大10コマ/秒の連写が可能となっている。また、1,920×1,080ドット、60fpsの動画撮影に対応。記録方式はMPEG-4 AVC/H.264のMOVで、記録メディアはSDメモリーカード(SDXC対応)。480コマ/秒のハイスピード撮影にも対応する。
92万画素のアイセンサー付き電子ビューファインダを装備。液晶モニターはチルト式の3型92万画素。撮影枚数は約350枚。外形寸法は122.7×122.6×88.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約659g(バッテリ/メモリーカード含む)。
FinePix Z2000EXR
無線LAN連携機能を備えた薄型のデジタルカメラ。フジノン光学5倍ズームレンズ(F3.9~4.9、35mm換算28mm~140mm)やEXRプロセッサーII、1,600万画素EXR CMOSセンサーなどを搭載する。カラーはピンク、レッド、ホワイト、ブルーの4色。
超解像10倍ズームや光学式手ブレ補正などを装備。AF速度は最速0.19秒。自動画質調整「プレミアムEXR AUTO」も装備する。1,920×1,080ドット、60fpsの動画撮影に対応。記録方式はMPEG-4 AVC/H.264のMOVで、記録メディアはSDメモリーカード(SDXC対応)。
FinePix 900EXRと同様に、無線LANも内蔵し、スマートフォンやタブレットなどと連携可能。アプリの「FUJIFILM Camera Application」により最大30枚までの画像や動画をカメラ内で選択してスマートフォンなどに一括転送できる。撮影画像を友人とシェアできる画像受信専用アプリ「FUJIFILM Photo Receiver」も提供する。無線LAN接続のパソコンとの連携も可能で、カメラで「PCで保存」を選択することで、カメラ内のデータを簡単にパソコンにバックアップできる。赤外線通信IrSimple/IrSSに対応した携帯電話にも画像を送信可能。
パノラマ撮影機能やアート表現を楽しめるアドバンストフィルターも搭載。ボディ前面には「自分撮りミラー」を装備する。液晶モニターはチルト式の3型46万画素。撮影枚数は約210枚。外形寸法は102.7×18.3×60.1mm(幅×奥行き×高さ)。