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zionote、JAVSの24/192対応USB DDC「X-DDCplus」

X-DDCから液晶や電源スイッチを排除。各部改良

JAVSのUSB DDコンバータ「X-DDCplus」

 zionoteは、JAVSのUSB DDコンバータ「X-DDCplus」を2月9日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は19,800円。カラーはシルバーとブラック。

 昨年3月から発売した「X-DDC」(直販19,800円)を改良したモデル。最高24bit/192kHzまで対応するDDコンバータで、出力は同軸デジタルと、光デジタル、I2S(HDMI)出力の3系統用意。DACなどと組み合わせて使用する。I2S信号を出力するHDMIは、「JAVSLINK」として、同入力に対応したJAVS製品との接続を想定している。

 X-MOS製の「X-Core Processor」を採用。SRAMを内蔵し、データをバッファメモリに読み込み、自己クロックによって同期化して処理することで、伝送信号の精度を向上。PC接続時は非同期(アシンクロナス)モードで動作し、ジッタを低減。±1PPMのTCXO(温度補償型水晶発振器)を採用する事で、X-MOSリファレンスデザインボードなどと比べ、大幅な精度向上を実現したという。

 改良ポイントとして、USB端子を接続性の高いコネクタに変更。従来のX-DDCは、USB 2.0仕様の製品ながら、コネクタ精度の良いUSB 3.0端子を採用していたが、USB 3.0端子にUSB 2.0ケーブルを接続すると、端子に隙間があり、僅かでもノイズを受ける可能性があると考えたためだという。

背面

 また、X-DDCに搭載していた周波数を表示する液晶ディスプレイを排除。電源スイッチも非搭載とし、ノイズ対策や電源品質向上を図っている。また、電源部をリニア仕様へと変更。コンデンサもグレードアップさせた。同軸出力端子も、高精度なパーツになり、接続性が向上したとしている。

 USB接続時の対応OSは、Windows XP/Vista/7/8で、32bitと64bitの両方に対応。Windowsでは専用ドライバを使って動作する。MacはOS X 10.6以上に対応。USBバスパワーで動作するが、ACアダプタでの動作にも対応。ただし、ACアダプタは付属しない。

 ASIO 2.2にも対応するほか、従来のX-MOSでは対応していなかったS/PDIF(ドルビーデジタル/DTS)音声のパススルー出力もサポートしている。

 外形寸法は105×95×27mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約200g。

(山崎健太郎)