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銀座ソニービル、初の「4K歌舞伎」を25日より上映

新歌舞伎座開場記念。猿之助&勘九郎「義経千本桜」の一部

 ソニーは、4KカメラCineAlta(シネアルタ)の「F65」などで撮影した歌舞伎の舞台の一部を、4Kで上映するイベント「『4K歌舞伎』~ソニーの4Kで体験する、歌舞伎の世界~」を銀座・ソニービルにおいて開催する。期間は3月25日(月)~4月14日(日)。入場は無料だが、一部のイベントには参加人数に制限がある。

 4月2日、銀座にオープンする「GINZA KABUKIZA」と連携したイベントで、ソニービル8階のコミュニケーションゾーン「OPUS」で上映。F65とF55、F5の3台のカメラで撮影した「義経千本桜」の舞台の一部を、市川猿之助、中村勘九郎のインタビューを交えて上映。200型スクリーンの映像と5.1chの音声で楽しめる。松竹との協力により実現したもので、歌舞伎の舞台を4Kで撮影/上映するのは初だという。歌舞伎「連獅子」より、仔獅子の衣裳も展示する。

 上映時間は期間内の11時~19時で、内容は「義経千本桜」川連法眼館の場(市川猿之助出演)、「義経千本桜」渡海屋・大物浦(中村勘九郎出演)。なお、4月5日の18時~19時と、6日17時~19時は、後述する「4K歌舞伎セミナー」開催のため、上映内容が異なる。4月7日は終日クローズのため上映しない。

 5日と6日に行なわれる「4K歌舞伎セミナー」は、4K映像とはどのようなものかを説明するもので、歌舞伎を4Kで撮影した際の現場風景なども紹介。説明後に、改めて4K歌舞伎の映像を見ることで、4K映像について違った見方で、より楽めるという。なお、歌舞伎や上映演目についてのセミナーではない。時間は4月5日18時15分~19時、6日17時15分~17時45分、18時15分~19時の予定。各回先着120名で、予約は不要。

 1階のソニーショールーム 1Dフロアでは、実際に市川猿之助が演じた佐藤忠信役の衣裳を展示。4K対応の84型液晶テレビBRAVIA「KD-84X9000」で上映するほか、展示されている衣裳を実際に付けている舞台の様子も観られる。2階の2Dフロアで、歌舞伎の小道具をソニーのデジタル一眼カメラで撮影することも可能。4階4Dフロアでは、写真家の小澤忠恭氏がデジタル一眼のαで撮影した新しい歌舞伎座を、4K対応ホームシアタープロジェクタの「VPL-VW1000ES」で上映する。なお、ソニーショールームのイベントは4月24日まで実施する。

(中林暁)