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TDK、'14年3月までにBlu-ray Disc事業から撤退

BD事業から撤退(2013年通期決算会見資料から)

 TDKは26日、2014年3月を目処にBlu-ray Disc事業から撤退すると発表した。同日に開催した'12年度3月期連結決算会見にて明らかにした。

 2013年3月期通期決算では、売上高が前年比4.6%増の8,516億円、営業利益が同15.8%増の216億円、純利益は36億円改善の12億円で黒字回復している。一方で、事業環境変化に対応するための構造改革として、ポートフォリオの適正化や生産拠点の最適化、成長分野へのリソース配分などを行ない、その一環としてBD事業からの撤退を決定。事業売却や譲渡を視野に入れ、2014年3月までに撤退する予定。

 これにより、経営資源を成長分野や中核事業に集中。成長戦略の核と位置づける受動部品や、データセンター向けHDD用ヘッドなどの記録デバイス(磁気応用製品)、二次電池などに取り組むとしている。

(臼田勤哉)