「マクロスF」がデジタルリマスターで初BD-BOX化

マクロスF ゼントラ盛り Blu-ray Box※ジャケットとは異なります(C)2007 ビックウエスト/マクロスＦ製作委員会・MBS

　バンダイビジュアルは、アニメ「マクロスF」をBlu-ray BOX化。「マクロスF ゼントラ盛り Blu-ray Box」として、12月25日に33,600円で発売する。全話をまとめただけでなく、河森正治総監督の監修による全25話のデジタルリマスターも実施し、高画質化。新作ドラマCDなどの特典も付属する。

　「マクロスF」は、単品で既にBD化されているが、BOXは全25話をまとめているのが特徴。既発売の単品版は、第1巻が5,040円、2～9巻が各7,350円で、合計では63,840円となる。今回のBOXは33,600円で、約3万円低価格になっている。

　また、BOX化にあたり、河森正治総監督の監修で、全話のデジタルリマスターも実施。輪郭のジャギーや、グラデーション部分のバンディングなどを低減。「放映当時は無かった最新技術を駆使し、よりクリアでシャープな映像になる」という。新旧の画質比較は、特設サイトで紹介されている。

　なお、第1話は2007年12月放映版(デカルチャーエディション)、完全版(ヤックデカルチャーエディション)を両方収録。第25話は全長版を収録する。

　封入特典として新作ドラマCD、解説本(100ページ予定)、特製イラスト集(72ページ予定)、前期、後期オープニング絵コンテ(48ページ予定)を同梱。スタッフやキャストによる新規オーディオコメンタリと、既発売のBD/DVDに収録されているコメンタリ(全9話分)も再収録。

　特典映像として、パチンコ・パチスロ映像で構成した新規ミュージッククリップ(4曲予定)、JOYSOUNDカラオケ映像(5曲)、「マックロッスfufonfia」(全20話+新作3話予定)、「ALL THAT VF」(2種)、スタッフ・キャスト出演による新作特別番組、「星間飛行～みなさんご一緒に! 振り付けクリップ」、バンプレスト「一番くじプレミアム」「プライズ」プロモーション映像、TVシリーズ放送前プロモーション映像、CM集、ノンテロップOP&EDを収録する。

　Boxアートは江端里沙描き下ろし予定。インナージャケットは江端里沙・河森正治描き下ろし予定。

マクロスFとは

　マクロスシリーズ25周年記念作として、シリーズ初のHD制作・地上デジタルで、2008年4月から放送された。アニメだけでなく、音楽面も注目され、主題歌・挿入歌・オリジナルサウンドトラックなどが人気を集めたほか、劇中のキャラクター・シェリルの歌パートを担当するMay'n と、ランカ役の中島愛により、日本武道館でのコンサートも実現させた。

　時は西暦2059年。超長距離移民船団マクロス・フロンティアに、マクロス・ギャラクシー船団出身のアイドル、シェリル・ノームがコンサートのために来艦した。そんなシェリルに憧れる女子高生ランカ・リーは、彼女のコンサート会場に急ぐ途中、パイロット養成コースの高校生・早乙女アルトと出会う。

(C)2007 ビックウエスト/マクロスＦ製作委員会・MBS

(C)2007 ビックウエスト/マクロスＦ製作委員会・MBS

(C)2007 ビックウエスト/マクロスＦ製作委員会・MBS

　そんな中、フロンティアに未知の宇宙生物が襲来。強力な攻撃により新統合軍部隊は甚大な被害を受け、市民が暮らす居住エリアにまで侵入を許してしまう。事態の収拾に向け、ランカのたった一人の身よりである兄・オズマ率いる特殊軍事部隊S.M.SのVF-25部隊が出動するのだが……。

　3DCGも活用したクオリティの高い映像が魅力。一方で、恋愛や歌が物語りの重要な要素となる“マクロスシリーズ”の伝統も継承。従来シリーズのファンがニヤリとする要素も散りばめられている。