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【IFA 2013】東芝、テレビ向けネットサービスや初のアクションカムなど

東芝ブースの4Kテレビ。左は参考出展の50型モデル、右は既発売の58型

 ドイツ・ベルリンにて9月11日(現地時間)まで開催している「IFA 2013」から、東芝ブースの展示内容をレポートする。

 既にお伝えした通り、東芝は欧州向けの4K液晶テレビ「L9シリーズ」において、シリーズ最小サイズとなる50型を参考出展した。設置スペースを抑えられる製品を出すことで、4Kの裾野の広がりに期待を寄せている。なお、展示された試作機は、画面サイズ以外は既存モデルの84/65/58型だが、最終仕様ではないため、実際に製品化された場合は変更される可能性もあるという。また、日本での発売予定についても現時点では明らかにされていない。

 記者説明会で「今後はグローバルで4Kのリーダーになっていく」との方針を示した同社は、ブース内も4Kの高画質、高い臨場感をアピールする展示を行なっている。PC事業とも連携し、'12年はノートPC試作機からテレビへの4K出力を行なっていたが、今回は製品版のPC(日本向け製品のQosmioと同等のシリーズ)から出力。着実に4Kの世界を広げているようだ。なお、今回のPCデモではHDMI 1.4端子から30pで出力していた。

PCから4K対応テレビに出力
4Kテレビの3D画質デモ
アップスケーリング技術も紹介

 テレビのネットワークサービス関連コーナーも用意。同社はクラウド上で動作するアプリを使って、VODやソーシャル連携など様々なサービスを行なっている。

 欧州ですでに取り組んでいるのはTwitter連携で、テレビ放送画面の横に、Twitter上で現在人気のテレビ番組の関連ツイートを表示するソーシャル視聴機能を搭載している。人気番組は上位3番組まで選出され、そこから見たいツイートをユーザーが選んで表示できる。特に人気のサッカーなど、多くの人が一度に観る番組では、ツイートと組み合わせて皆で観戦している気分を味わえる。今後は、FacebookやGoogle+との連携も検討しているという。ツイートの取得/更新は、およそ15分に1回の頻度で行なう。そのほか、ユーザーの視聴履歴をもとにした番組レコメンド機能も秋ごろに追加予定としている。

ホーム画面。中央下に、番組関連ツイートが抽出して表示される
主なアプリ
動画/音楽配信などのアプリ。特に欧州ではVODの需要が高く、「主要なサービス(ドイツにおけるMAXDOMEなど)が装備されていないと、日本でいえばチャンネルが一つ映らないのと同じ扱いを受ける」とのこと

 また、LGやTP Vision(Philipsブランド)とともに「Smart TV Alliance」のファウンダーである東芝は、ワールドワイドでの「スマートテレビ」の共通仕様化を推進している。基本的にはHTML 5のWebアプリで様々なサービスが利用可能になる世界を目指しており、'14年にはVer.3に対応し、タブレット連携などが可能になる見込み。日本での導入に向けては、同じくHTML 5使用の「Hybridcast」との棲み分けなど課題もあるが、現在検討中としている。

 なお、欧州における東芝製テレビのEPG画面は、4月から自社製のレイアウトに変更している(データはRoviが提供)。これにより、自社のサービスに最適化したEPGの表示が行なえることをメリットとして挙げている。

今後正式に実装される番組レコメンドの画面
Smart TV Allianceの規格に準拠したアプリ「FITNESS TRAINER」の画面
EPG画面

4Kアップスケーリング/Miracast対応BDプレーヤーや、初のアクションカムなど

BDX6400KE

 テレビ関連の新製品では、コンパクトな筐体のBlu-rayプレーヤーに4K解像度へのアップスケーリング機能を備えた「BDX6400KE」を2013年第4四半期に発売予定。

 テレビ番組や入力映像などを3,840×2,160ドット(2160p)にアップスケーリングし、前述の4K対応テレビ「L9シリーズ」などと組み合わせることで「Ultra HD(4K)に近づける」という製品。3D対応のBDプレーヤーとして利用できるほか、無線LANも搭載。Miracast対応スマートフォンと接続して、スマホの映像や写真などをテレビに出力できる。音声デコーダはドルビーTrueHDやDTS-HDなどをサポートする。外形寸法は190×190×45o(幅×奥行き×高さ)。

Camileo X-Sports

 欧州などで展開するビデオカメラ「Camileo」シリーズの新製品として、初のアクションカム「Camileo X-Sports」も2013年第4四半期に発売。最高1,080/60fpsで記録でき、価格は約250ユーロ。1,200万画素CMOSセンサーと、F2.8/画角158度のレンズ、2型の液晶を搭載。電子手ブレ補正も備える。1080/60fps記録のほか、720/120fpsでも録画可能。タイムラプス撮影(1/3/5秒間隔)や、静止画/動画同時記録もできる。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカード。

 無線LANを内蔵し、スマートフォンをファインダとして利用したり、撮影したファイルを転送することなどが可能。付属ケースに入れることで60m防水に対応する。ハンドルバー/ヘルメット/サーフボードなどに取り付けられるマウントや、大型ボタン搭載のリストバンド型リモコン、三脚マウントなども同梱する。連続撮影時間は約1時間30分。外形寸法は49.5×73××29.5mm(縦×横×厚さ)、重量は94g。

側面
画質選択画面
付属品の一つ、ヘルメット用マウントを使った装着例
片手で持てるサイズの小型サウンドバーにサブウーファも付いた「Mini 3D Sound Bar II」
5日に行なわれたイベント「ShowStoppers」では、2.1chアンプ内蔵のBluetoothスピーカー「TY-SP3EU」(右)や、円形のBluetoothスピーカー「TY-SP1EU」(左)も展示していた

(中林暁)