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TASCAM、マイクプリ搭載の4IN/4OUT USBインターフェイス

ハーフラックサイズで24bit/192kHz対応の「UH-7000」

UH-7000

 ティアックは、TASCAMブランドのマイクプリアンプ/USBオーディオインターフェイス「UH-7000」を3月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は69,300円前後。

 プロフェッショナルグレードのHDIAマイクプリアンプを搭載したUSBオーディオインターフェイスで、24bit/192kHzまでのUSB入力に対応。DAW制作環境において4IN/4OUTのUSBインターフェイスとして利用できるほか、単体のマイクプリアンプやADDAコンバータとして活用できる。

前面にLEDやヘッドフォン出力

 対応OSはWindows XP/Vista/7/8とMac OS 10.6/10.7/10.8/10.9。対応ドライバはWindowsがASIO 2.0/WDM、MacがCore Audio。SONARやProtools、Cubase、Liveなどの主要DAWでの動作検証済み。

 マイクプリアンプやアナログオーディオ入力回路は、比較試聴を繰り返してパーツを選定。入力換算雑音は128dBu、SN比は117dB、全高調波歪率は0.0009%。比較試聴や録音実験を重ね、音質チューニングを行なったという。クロックマスターに精度+/-1ppmのTCXOを搭載している。

 ADCはバーブラウン「PCM4220」、DACはバーブラウン「PCM1795」を採用。ノイズ特性に優れた薄膜金属皮膜抵抗の採用やフィルムコンデンサの採用などで高音質化を図っている。DSPミキサーはMulitrackモード/ステレオトラックモードを選択可能。1系統のDSPダイナミクスエフェクトを入出力やマスターにインサートできる。DSPミキサーをワンアクションで呼び出せる「MIXER PANEL」ボタンも備えている。

ミキサーパネル
エフェクトなどを操作
背面

 入力はUSBと、アナログマイク入力×2(XLR)、アナログライン入力×2(ステレオ標準)、デジタルオーディオ×1(XLR)。出力はライン×2(XLR)、デジタルオーディオ×1(XLR)、ヘッドフォン×1(ステレオ標準)。ヘッドフォン出力は45mW/ch。

 本体はハーフラックサイズで、筐体は肉厚のアルミ材をフロントとサイドに配している。録音レベルなどを確認できる20ドットのLEDレベルメータも備えている。電源ケーブルは3Pインレットタイプで、消費電力は15W。外形寸法は214×233×81.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.2kg。

(臼田勤哉)