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富士フイルム、アクションカメラとしても使えるタフネスデジカメ「XP70」

「FinePix XP70」のブルーモデル

 富士フイルムは、防水/耐衝撃/耐低温/防塵のタフネス性能を備え、ワイドな撮影を行なう「アクションカメラモード」用意したコンパクトデジタルカメラ「FinePix XP70」を2月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。カラーはイエロ/ブルー/オレンジ。

 1/2.3型、有効1,640万画素のCMOSセンサーを搭載したデジタルカメラ。防水・防塵の保護規格IP68に準拠しており、水深10mまでの防水、高さ1.5mから落としても耐えられる耐衝撃構造、-10度までの耐寒、砂やほこりの浸入を防ぐ防塵という、4つのタフネス性能を備えている。

オレンジ
イエロー

 さらに、アクションカメラモードを搭載。搭載しているレンズはフジノン製の光学式5倍ズーム(35mm判換算/28mm~140mm、F値3.9~4.9)だが、その焦点距離を28mmに固定。ワイドな画角を生かした臨場感のある映像を撮影できる。また、別売の「アクションカメラレンズ」(ACL-XP70/オープンプライス)を取り付ければ、広角18mmでの撮影も可能。

別売の「アクションカメラレンズ」
「アクションカメラレンズ」を装着したところ
アクションカメラとしても利用できる

 動画撮影モードはMPEG-4 AVC/H.264のMOV形式。1,920×1,080/60i/30pで、連続最大約29分の撮影が可能。1,280×720/60p、640×480/30pでの撮影も可能。風音低減機能も備え、動画撮影中の光学/デジタルズームも可能。

 水中撮影でも自然な青色を再現できるという「水中」モードや「水中マクロ」モードを搭載。360度のダイナミックなパノラマ写真が簡単に撮影できる「ぐるっとパノラマ360」、高度なアート表現を手軽に楽しめる「アドバンストフィルタ」も用意。「トイカメラ」、「ミニチュア」、「ポップカラー」、「クロススクリーン」などの10種類から選べる。動画時は「トイカメラ」、「ポップカラー」、「ハイキー」、「ローキー」、「魚眼」、「パートカラー」の6種類が利用可能。

スマートフォンなどとの連携も可能

 無線LANも搭載し、「FUJIFILM Camera Application」をインストールしたスマートフォンやタブレットと手軽に接続。カメラ内の画像をタブレットで閲覧したり、取り込む事も可能。PCへのデータバックアップにも対応する。

 筐体はスキーなどでグローブをしていてもスムーズに操作できるよう、操作ボタンの最適な大きさや位置を追求。カメラを片手で握ってもしっかりと構えられるよう、ボディ前面に指を置くためのスペースを確保している。電池蓋には、2段階の操作で蓋を開閉するダブルロック構造を採用。モニタは低反射高輝度液晶で、強い日差しの下や水中でも鮮明な表示ができるという。

FinePix F1000EXR

FinePix F1000EXR

 1/2型、裏面照射型のEXR CMOS IIセンサーを搭載したデジカメも2月8日に発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。有効画素は1,600万画素。センサー内にAF用の位相差画素を配置し、世界最速という0.05秒の高速AFを実現。被写体やシーンに応じて自動でコントラストAFに切り替わる。

 レンズは35mm換算で、25~500mm。F値は3.5~5.3。動画撮影モードはMPEG-4 AVC/H.264のMOV形式。1,920×1,080/60pで、1ファイル最大約14分。1,280×720/60pでは最大約27分までの撮影が可能。スマートフォン/タブレット連携機能も利用できる。

(山崎健太郎)