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NECディスプレイ、約30万円の24型4K液晶。写真愛好家にも訴求

24型4K液晶ディスプレイ MultiSync LCD-EA244UHD-BK

 NECディスプレイソリューションズは、24型4K解像度の液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-EA244UHD-BK」を5月30日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想は30万円前後。販売目標台数は1,000台/年。

 3,840×2,160ドットの4Kパネルを採用したディスプレイで、グラフィックや印刷の業務用途に加え、写真愛好家にも訴求。家電量販店などでも販売する。2月13日~16日までパシフィコ横浜で開催される「CP+ 2014」にも展示を予定している。

 表示方式はIPSで、バックライトはGB-R白色LED。従来の白色LEDは青色LEDチップと黄色の蛍光体との組み合わせで白色を作り出すため、緑や赤の領域の発色が不十分だったが、GB-R白色LEDは緑と青の2種のLEDチップと赤色の蛍光体を組み合わせるため、緑や赤の領域の発色が良いという。Adobe RGB相当の広色域を実現している。

 視野角は上下左右178度で、輝度は350cd/m2。コントラスト比は1,000:1で、ダイナミックモード時は15,000:1。応答速度は6ms(グレー to グレー/RESPONSE IMPROVE ON時)。周囲の明るさを検出し、画面の輝度を自動で調節する機能も備えている。

 画面の輝度ムラ、色ムラを補正するムラ補正機能や、医用画像の簡易表示に対応する「DICOM SIM.」も利用できる。

 入力信号の解像度が表示画面の解像度に満たない場合のUHDアップスケーリング機能も搭載。画面を複数に分割して同時に表示することもでき、2画面分割では、中央分割表示(1,920×2,160の2画面)のほか、2,560×2,160と1,280×2,160などの変則分割表示も可能。3画面表示では縦分割(1,280×2,160の3画面)、縦横分割(1,920×2,160の1画面と1,920×1,080の2画面)、フルHDの4画面表示も可能。

 映像入力端子はDisplayPort×2、DVI-D×2(HDCP/シングルリンク対応)、HDMI×2(MHL対応×1)。ステレオミニの音声入力も備え、1W×2chのステレオスピーカーも搭載。ヘッドフォン出力も備えている。ControlSync用のコネクタも用意。USB 3.0のハブ機能も用意し、アップストリーム×1、ダウンストリーム×3。

 消費電力は最大108W、出荷設定時52W。スタンドは上30度、下5度のチルトと、340度のスイーベルが可能。スタンドを含む外形寸法は558.2×218×386.7~516.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7kg。

(山崎健太郎)