ニュース
ヤマハ、ツン&デレ双子女子高生のVOCALOID 3歌声ライブラリ「杏音鳥音」
(2014/2/18 14:28)
ヤマハは、「VOCALOID 3」対応の歌声ライブラリ「杏音鳥音(アノンカノン)」を3月3日より順次発売する。価格と発売日は、ダウンロード版が12,800円で3月3日発売、パッケージ版はオープンプライス/店頭予想価格12,800円前後で、3月上旬に発売する。
歌詞とメロディー(楽譜情報)を入力することで、ボーカルパートを作成できる歌声合成ソフトの最新版「VOCALOID 3」用の歌声ライブラリ。VOCALOID初となる双子の女子高生キャラクター・杏音(アノン)と鳥音(カノン)という、個性の違う2種類の歌声を収録している。
「VOCALOID Editor for Cubase NEO」など、別売のPC用歌声編集ソフトと組み合わせて使用可能。対応OSはWindows 7/8/8.1(32/64bit)。スタインバーグの「Cubase 7シリーズ」に組み込むことで、Windows/Macどちらの環境でもVOCALOIDを使用できる「VOCALOID Editor for Cubase NEO」にも対応する。
音声の特徴は、杏音(アノン)は「“デレ”としたじっくりと気持ちを届けるやさしい歌声」、鳥音(カノン)は「“ツン”としたまっすぐな感情を伝える力強い歌声」としており、違った特徴の歌声を楽しめる。杏音の推奨音域はG2からE4、推奨テンポは60~160BPM、鳥音の推奨音域はA2からE4、推奨テンポは80~180BPM。各ライブラリの特徴を活かし、ロックナンバーだけでなく、スピード感あふれるダンスミュージックなど様々な音楽ジャンルに対応できるという。
パッケージ版のみの特典として、楽曲の制作の参考となる、杏音と鳥音のキャラクター本人によるボイス音声ファイルも収録。「VOCALOID 3 Editor」用のWAVトラックや、「VOCALOID Editor for Cubase」のAudioトラックにて使用できるWAV形式のボイスマテリアルを200以上収録。従来は無かったという「Clap your hands」、「Yo!」、「Hoooooo!!」といったダンスミュージックに特化したボイスも収録している。
「杏音鳥音」は、従来のVOCALOIDユーザーだけでなく、新しいダンスミュージックシーンなどへの提案も行なう「AnoKano Project」の企画より誕生。同プロジェクトの公式サイトに、杏音と鳥音のキャラクター設定などの情報が掲載されており、今後は「八王子P」などのボカロPによるデモ楽曲の公開も予定している。杏音鳥音のキャラクターデザインは、「pixiv」などで活動するイラストレーターの「はくり」氏。