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AUDIOTRAK、MMCX対応の銀線ハイエンドリケーブル「Re:Cable SR3」

AUDIOTRAKの「Re:Cable SR3」

 WiseTechは、MMCXに対応したAUDIOTRAKのイヤフォン/ヘッドフォン向け交換ケーブルのハイエンドモデル「Re:Cable SR3」を3月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は23,400円前後。

 ShureのSEシリーズなど、MMCX対応のイヤフォンでリケーブルが可能。従来のSR2シリーズのDNAを引き継いだという後継モデル。SR2は線材に、航空機や測定用の精密機器に使用される純度99.99%の銀線を使っていたが、SR3ではリケーブル用として新たに開発した純度99.99%の銀線を使用。これを8芯で使用している。ハンダもWBT銀ハンダを使用。

MMCXプラグを採用
耳かけ装着用の固定用ワイヤーが入っている
入力プラグはNeutrik製

 音の変化についてWiseTechは、「バランスド・アーマチュア(BA)型イヤフォンでは、BA特有の鮮明さを加速させるとともに、エネルギッシュな力強さも確保。カスタムIEMに負けないモニターイヤフォンへとブラッシュアップ。ダイナミック型では、芯のある力強さを保ちつつ、物足りないと感じられる中高域を見事に補い、まるでリファレンススピーカーを聞いているような空間表現を可能にする」としている。

 MMCXプラグは新開発で、着脱可能なワッシャー付き。接続と伝送の安定性が増加したという。

 ケーブルは120cm。固定用ワイヤーを入れ、耳かけタイプの装着にも対応。被膜には、熱伝導率に対しても強い性質を持つ、TPEを二重に加工して使い、耐久性を高めている。

 仕上げには、マイナス156度で72時間におよぶクライオ処理を施し、電気抵抗値を抑え、通電効果を向上させたとする。

 入力プラグはステレオミニで、Neutrik製「NTP3RC-B」を使用。金メッキ仕様。

(山崎健太郎)