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オーテク、iOS/Androidからカーオーディオへデジタル伝送するトランスポートを4月発売に変更

デジタルトランスポート「AT-DL5HD」

 オーディオテクニカは、カーオーディオ用新製品として、業界で初めて、iOS機器とAndroidの両方とデジタル接続し、音声をカーオーディオに伝送できるデジタルトランスポート「AT-DL5HD」を2014年4月11日に発売する。昨年10月の製品発表時は今年の2月発売をアナウンスしていたが、4月11日に延期された形となる。価格は41,040円。

 入力としてHDMI、同軸デジタル、光デジタルを各1系統搭載。出力として光デジタル、同軸デジタル、コンポジット映像を各1系統備えている。MHL対応などでHDMI出力が可能なAndroid端末や、別売のDigital AVアダプタを接続したiPhone/iPodなどのiOS機器とHDMIで接続。音声/映像をデジタル伝送し、「AT-DL5HD」で光/同軸デジタルやコンポジット映像に変換して出力。それをカーオーディオや車載モニタなどに接続する。なお、オーディオテクニカでは車載用のDAC「AT-DAC3」(12,600円)なども販売している。

 HDMIの映像はNTSC(480/60p)、PAL(576/50p)に対応。著作権保護のHDCPもサポートする。音声はプレーヤーに依存するが、最大192kHzまで対応。連携機器を充電するための、充電用USB端子も2系統搭載する。

昨年10月の発表会で展示されたデモ。中央が「AT-DL5HD」。左がiPhone、右がAndroidスマートフォン。それぞれリ「Digital AVアダプタ」、MHLアダプタを用いてHDMIで出力し、AT-DL5HDへ映像と音声を入力している
接続例

 外形寸法は115×100×24mm(幅×奥行き×高さ)。重量は本体のみで約350g。なお、一部のカーオーディオや車載モニタでは制限事項がある。詳細は同社のページを参照のこと。

(山崎健太郎)