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8K出力/HEVC対応のビデオエンコーダ「TMPGEnc VMW 6」

AVC 10bit 4:4:4やXAVC S出力、NVENC対応も

 ペガシスは、8K映像出力やHEVCに対応した新ビデオエンコーダ「TMPGEnc Video Mastering Works 6(VMW 6)」を12月19日より発売する。ダウンロード版の価格は12,200円。パッケージ版も'15年2月に発売され、価格はオープンプライス。対応OSはWindows 7/8/8.1で、64bit OS専用となる。

TMPGEnc Video Mastering Works 6

 H.265/HEVCなどの新ビデオコーデックや、H.264/MPEG-4 AVCの10bit 4:2:2/4:4:4出力に対応し、新GUIによる作業速度の向上などを図った新ビデオエンコーダ。先行体験版も15日より提供開始している。

タイムライン編集

 64bitアーキテクチャ専用アプリケーションとして展開。64bitネイティブ対応により、利用可能なメモリ量を格段にアップし、Ultra HDクラスの映像や高度な計算を用いるフィルター、ファイル入力、レンダリング、クリップコピーなどタイムラインでのレイヤー編集などの編集操作をより軽快にした。

 HEVCの入出力のほか、XAVC S出力にも対応。また、NVIDIAのGPUで利用できるハードウェアエンコーダ「NVENC」でのMPE-4 AVC/H.264エンコードに対応し、従来のCUDAに比べ、速度や画質を格段に向上、Intel Media SDK(QSV)の高速エンコードにもMPEG-2出力を追加し、WebM/Ogg出力も新たにサポートした。

 クリップ編集画面は8Kサイズの編集にも対応し、タイムライン編集機能も改善。タイムラプスやジオラマ、クロマキーなどのフィルター群も強化している。ビットレート自動設定機能やプリレンダリング機能なども強化している。

(臼田勤哉)